こんにちわ

エアリー風の写真のイメージのコツは、だいたい解ってきました。
前回にも書きましたが、ポイントをまとめると以下。

  1. 明るい前ボケをピント外に配置(=透明感)
  2. かなりの露出オーバー(=白いイメージ)
  3. 主人公の彩度に注意しダイナミックレンジ(DR)400%(=彩度を残す)
  4. ホワイトバランスで非現実に色を変化
  5. 使いすぎない程度に「ボケ」をふんわり的に配置する安定構図(3分割や対角線、日の丸配置)
  6. 一部に移動ブレを組み込む(=KAZE)

意識して、撮っていくとこんな感じになりました。

airX10T1198
FUJIFILM X-T10 XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II: F6.4 1/80s ISO1600 +2&2/3EV
F1b/Studio Portrait Smooth Skin Tone (Astia) DR400% WB:蛍光灯2 HT-2  ST-2  COL+2  SH-2  NR+1 

<操作過程~1つ1つのステップ>
  1. ベースはASTIAかVelviaからスタート
  2. まずは露出ダイヤルをめいいっぱい+(プラス)に振る
  3. ホワイトバランスは『昼白蛍光灯』、色が薄すぎるなら露出ダイヤルを±0方向にジョジョに戻してみる
  4. それでも欲しい絵にならないならホワイトバランスのカラーを水色または緑に半分ぐらい振る
  5. それでもなんか違うならホワイトバランスを『晴れ』にしてみる
  6. 2~5までを色々トライ
  7. 色が決まりだしたら、足で動いて「前ボケ」を探す
  8. それに合わせ構図も探す
  9. ピンボケとボケ量を絞りで気を配り撮影
  10. 保険のために幾つか撮っておく(色も少し変えて)

こんな感じですかね。
image
ホワイトバランスについてはマニュアルを抜粋。いろいろ選べますが、そのシーンのその通りに合わせて使わないのがエアリーの基本だと思います。

意外にですね、お気軽スナップじゃないんですよね、コレ。目的のイメージを先に頭に浮かべて欲しい絵を手に入れるために結構な色調整をする時間と根気が必要です。
まぁ、それだけに手に入れた時は嬉しいのです。

今回も「XC」の望遠レンズ。大きくボケたりボケ玉を入れすぎる必要は無いので、良いレンズは要らないと思います。
透明感を出すために出来るだけ白い対象の前ボケ(花びらとか)を見つけたり、主人公までの距離感をうまく見つけたりするのが『かなり』難しいのですが、根気と「撮れそう!」っていう気が付きを鍛錬すれば誰でもエアリー風の写真が創れると思います。

ただ慣れるまでは50枚撮って1~2枚あれば良い方ですかね。 私もまだここです。