こんにちわ

今日はスーパームーンを迎えたこともあり、満月を撮ってみました。

 
X10T4057
FUJIFILM X-T10 XC50-230mm F4.5-6.7 OISII: F6.7 0.5s ISO3200 Pro Neg. Hi  AWB

ちなみに、本日月を撮ったレンズはXC50-230mm です。良いですよね、このレンズ。安いのに結構使い勝手が良い。

今回の月撮影は、自分の今までの中で、自分的には一番良い感じで面白く撮れていると思っています。
この写真、普通には撮れない違和感に気がつきますでしょうか。皆さんはどう撮影したか判りますか?

ちなみに普通に撮影して撮った奴は、こちら。

X10T4043
FUJIFILM X-T10 XC50-230mm F4.5-6.7 OISII: F6.7 1/4000s ISO3200 Pro Neg. Hi

もうちょい月らしい色つけて、カメラ内でトリミングしてMacBookで切り出した奴はこちら。
X10T4076 2

FUJIFILM X-T10 XC50-230mm F4.5-6.7 OISII: F22 1/25s ISO200 ProNega. Hi 蛍光灯3  カメラ内トリミング

安いレンズといいながらも、結構綺麗に撮れています。
もう少しMacBookのプレビューの機能を使って色などの調整したものを載せます。大きさは変えていません。ちょっとした調整ならPhotoShopなんてもう必要ありませんよね・・・。

X10T4076re


月表面のクレーター跡であるコペルニクス(中央やや左上)やティコ(下っ側)等がきっちり確認できています。
また、暗くなっているくぼみである幾つかの海も判別できますし、月の表面のデコボコ感も輪郭部分に現れていています。普通の捕り方でも、あぁ、いいわこれ。

後、前日にちょっとだけ満月になっていない状態のものの方がわずかにクリアにとれたので、それもアップしてみます。

X10T4059
FUJIFILM X-T10 XC50-230mm F4.5-6.7 OISII: F6.7 1/1000s ISO800 Pro Neg. Hi 

こちらの方はISOを上げ、シャッタースピードも上げた分、微ブレもせず色加工もオリジナルのままで綺麗な感じです。若干満月じゃないのもあり左側に表面の影も出ていて丸い周りの円弧にもデコボコ感ができており、実はこっちのほうが好きだったり。

正直PENTAX Q+超望遠の世界だと全部がモヤっとしてて月なんだけどクレーター確認できないっていう感じでしたから・・・今まではここまで綺麗に写りませんでしたのでようやく「満月って良いなぁ」、って素直に感じます。

・・・そうですね、月は正直いうとセンサーの画素数が高いほど有利で綺麗に撮れますよね。
でも、最近の月の撮影っていうのは、月を多重露光して 華や景色などと重ねる撮り方が流行っていますので、こういった素直に撮る月そのものっていう写し方は古臭いのかもしれません。

だからこそ、今回は「月そのものを2回重ねて露光・連携する」ということで、温故知新的な、それでいてマジックな感じを狙ってみましたがどうでしょうか。初めの写真、月明かりが「明るい」のに「月に見分けのつく模様がある」、という撮影したことがある人には??どうやって??みたいな、ちょっと不思議な感じに撮れてるでしょ?(笑)

種明かしは多重露光を使って月を2度撮って重ねてみただけです。

⑴ 最初に明るくボヤっいう感じの月を捕まえ
⑵ その後にアンダー気味な月を同じ位置に来るように微調整しながら撮る

だけです。・・・もちろん、PhotoShopを持ち出せば「モットモット」カッコ良くすることは簡単です。
でも、私が目指すのはカメラ内で完結する「撮って出し」を目指すシャーク道ですので、アート的なやり方はここまでが限界ですかね。