こんにちわ

前回X-T10の嫌ぁ〜なところを1つご紹介しました。
今回は、その続き、こりゃあかんでしょ、ってな絵のお話です。

X10T4181b
FUJIFILM X-T10 XF56mmF1.2RAPD: F16.0 1/8s ISO800


これは水のきれいな池で撮った鯉の絵なんですが、水面が・・・うわチャァ・・・って感じです。
別にゴッホ調にしなくても・・・。

X10T1557
FUJIFILM X-T10 XC50-230mmF4.5-6.7OISII: F6.7 1/30s ISO800

こちらは草の中にある花を、これまた少しピント外れで撮った時の絵。
これも少しぼかして欲しいシーンだけど、こんなに塗りつぶしすぎることはないだろう、って思ってしまう絵になっています。

それぞれ拡大すると、こんな感じ。

DAME04

DAME01

もう目も当てられません。

水面のグチャグチャ感は、まだ、ものすごーくサイズ縮小してみる、もしくは遠く離して見てみると、あぁ、確かに水面に映った木々の色が反射してて、そんな感じの色になるかもしれない、見えなくもないな、って諦めもつくイメージではあるんですけど、塗り潰された花の方はいかんせん・・・ボツ確定です。

大好きなシャープできれいなボケを生み出すXF56mmAPDでこの塗りつぶしの処理を見た時は、さすがに焦りました。 というか、呆れました。

まぁ、この嫌な現象であるうちの1つ、過剰な塗り潰しについてはX-T10を結構使い始めてすぐ初期の頃に、気がつきまして、これを回避する術は、やはり、カスタム設定のNR(ノイズリダイレクション)を弱くし、かつ、colorを+2にしない事かな、って思っています。
今はカスタムセットでNR2(極小)にし、COLORは+2にしないセットを作り、それで撮るようにしている感じです。

レバーで一発のオートではこの調整できないので、Autoレバーを押す時にはこうなってしまっていないか、撮った後すぐにプレビューし、確認。気をつけるようにしています。あ、でも逆にそれを使えばポスタリゼーションぽくなるのかも、今度やってみよう。

・・・FUJIFILMの出すJPEGの絵は、概ねオッケーなんですけど、微妙にボケた背景にこの辺な塗り潰しがこんな感じ時々現れるので、その点だけは痛い点です。

先の『若草色と尖った背景』多分、それと同じ系統のぼかし過ぎて塗り潰し、については何とか避けたりNRマイナスにしたり、後撮った直後にプレビューして拡大でまあまあわかるので撮り直す事で回避できますし、所詮主人公ではないところに起こるので気にしなければ良いだけ。作品展に出すわけでもないですしね。

塗り潰しの方は、まあ、それで手を打ったとして、もう1つの、この『幾つかの色が反射する水面』に関してだけは、離してみればらしく、と言えど、頭で単に妥協しただけで、解決になっていません。
これ、どうにも回避できなく、構図や撮る距離や角度、時には主人公の対象を変えないと直りません。私的にはこっちの方が気に入らない点なのですが、まぁ、前にも話した通り、出てくるケースはそれほどないので諦めかなぁ、と思います。 

基本的に幾つかの色が反射する水面以外の『水』のある写真については他のメーカーより美しく艶かしいと思っているだけに、こういう点はいつかファームウェアとかで直ったらいいな、とは思います。
蓮にある水たまりや、神社での清める水たまりの波紋、草についた水滴、どれも好きな描写をしてくれます。

この幾つかの色が反射する水面だけなんですよね。でも、まあ、サムネイルくらい小さくするか離れて見ると、それっぽい気もする描写の絵なので、実は単に解像度が足りないだけなのかなぁ…。という気もしています。20MPになったら改善しますかねえ?