こんにちわ

今日は待望のレンズでありました、XF35mmF2 R WR 、そのお話をしたいと思います。

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まずは、いつものやつ。

【特徴】 
  • 35mm換算で53mm相当
  • 9枚の絞り羽
  • 開放 F2.0 〜 F16
  • 画角44.2度
  • 最短撮影35cm(F1.4は28cmだったはず)
  • 170g と軽い
  • フィルター径は 困っちゃう ø43mm
  •  静かで速いAF

とりあえず、近場の公園から。

X10T6349
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F2.0 1/350s ISO200 (Velvia) Medium Low

X10T6351
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F2.0 1/1250s ISO200 (Velvia) Medium Low

上記2枚は F2 開放です。

X10T6352
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F9.0 1/60s ISO200 (Velvia) Medium Low

これはF9で撮っています。3枚ともVelvia。曇りだったので、色を強くしました。
F2のボケは溶けまくりです。上記の2枚は同じ樹木ものを構図変えて撮っただけなのでF2で必要十分なボケが得られるのが確認できると感じれると思います。

それから逆光のシーン。
まぁ、・・・こんなものですかね、光芒は出にくい方なんじゃないでしょうか。 

X10T6354
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F16.0 1/950s ISO400 Pro Neg. Std Normal 
 
さて、こっからの4枚は色々撮ったのですが、まず前置き。X-T10にセットしている本日のTOP写真のようにフードを 43mm→49mmに変換して取り付けたものが、ケラれていないと思っていましたら、若干ケラれているようで四隅が「ほんのわずかに暗く」なってしまっています。

KAGE

むむむ、これは、と思い気になったので、加工ソフトで光量を『かなり』極端にレベル補正して判りやすく強く表現したものが上の絵です。写真の順番がわかる様にするために少し右側は壁の切れた部分撮ってますので左側だけを見てください。
そうしてみると、本来のXF35mmF2の何もプロテクターとかを付けていない状態でも若干ですが光源の向きによっては光量落ちが四隅に見受けられるようです。ただし小さくサムネイルにした時にわかる程度のささいなものです。
そして、それをさらにフードを付けたいがためにリングサイズをSTEPUPリングで49mmへと大きくしてフジツボフードを取り付けたのが下段のサムネイルです。
隅の影が余計に強くなっています。
つまり、これは径のサイズが49mmでもまだ足りないか、フジツボで影がつく状態、このレンズに合っていないことを意味しています。
実は、ここから先の数枚の下記写真は、この合ってないフジツボフードを取り付けた状態でもお構いなく撮り続けたものですして…、むぅ、失態。

ですのでその点をご留意ください。ちなみに逆光までの写真は何もつけていない素の状態です。

ただし、この光量落ちは何もつけなければ「目がいい人でなければ気が付かない・気にならない程度」の光量落ちだと思います。実際にフードの影が付いている状態の下記の写真で、その影が判らない人は問題ない、もっと言うとレンズそのものの光量落ちも気にしなくて良いレベルと考えてOKなものです。

では、フードつき写真です。手始めにビルを撮ってみました。結構クリアな感じがします。

X10T6365
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F16.0 1/480s ISO400 Pro Neg. Std Normal

モノクロにしても解像力がありますね。

X10T6361
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F5.6 1/150s ISO200 - B&W Yellow Filter

次に、暗いところや「黒」に対する力を見てみました。

X10T6364
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F9.0 1/420s ISO400 Pro Neg. Std Normal

影になっているところも壁があるのが見えると思います。

X10T6394
FUJIFILM X-T10 XF35mmF2RWR: F2.0 1/160s ISO800 Pro Neg. Hi Normal

この熊の愛嬌さがその毛並みとともにお判りでしょうか。ISO800でも十分キレイ。
背景のボケ玉の出具合も綺麗です。少し角ばっていて形が微妙な気もしていますが「檻」という特性も絡む場所ってのもありますし、もう少し色々使ってみてからの答えでも良いと思っています。
次のレポートは、もう少し長い期間使ってみてからお話ししたいと思います。

ファーストインプレッションとしては、素早いAFや素敵な外観、クリアで色のりも良い優等生のレンズ、わたくしF1.4版を持っていないのでわからないのですが、かなり銘玉なんじゃないでしょうか?


ちょこまかと実戦投入していこうと思っています。
ただし、問題は、この換算53mmという画角なんですよね。切り取れない・広がらない・そしてこのレンズは寄れない。

長いこと23mmや56mm付近に慣れている身なので、少し鍛錬が必要と感じました。