こんにちわ

ちょっとお試し、ということで、少しばかりですが、PENTAX FA77mmLimited と FUJIFILM XF56mmAPD を撮り比べてみました。
まずは、FA77mm Limitedから。
 
X10T5887F17L77
FUJIFILM X-T10 FA77mmLimited: F1.7 1/110s  ISO200 (Velvia) Medium Low 

同じようなものをXF56mmAPDで。

X10T5886F14X56a
 FUJIFILM X-T10 XF56mmF1.2_R_APD: F2.8 1/100s ISO200 (Velvia) Medium Low 


まぁ、77mm=116mmくらいと、56mm=85mmくらいってことで、若干画角の不利がXF56mmにはありますので、そういう目で見ていきたいと思います。必ず写真はFA77mmLimitedが先、XF56mmAPDが後になるようにしています。

注目はボケ玉。どう見てもFA77mmの勝ち、と言いたいところですが、距離の違いもあるのでなんとも言いにくいです。
強いて言うならば、77mmというか、この116mmくらいってのは絶妙ですね、本当に美味いところ突いている感じ。

次に、微妙な重なりの背景の場合。

X10T5818F28L77
FUJIFILM X-T10 FA77mmLimited: F2.8   1/160s ISO500 Pro Neg. Hi Normal 


X10T5824F28X56a
FUJIFILM X-T10 XF56mmF1.2_R_APD: F2.8 1/160s ISO1250 Pro Neg. Hi Normal 


XF56mmはその繊細な表現と解像力で「きめ細かく」「立体的な」表現が写り込むのに対し、FA77mmは「2次元へ変換して切り取った完成品」のような感じ。う〜ん、甲乙つけがたい。

空気感はFA77mmですが、リアリティはXF56mmというところでしょうか。

お次は、オブジェとその背景。ここでもFA77mmの絶妙な切り抜き感とその背景の滑らかなボケが活きています。

X10T5896_F17L77
FUJIFILM X-T10 FA77mmLimited: F1.7  1/1300s ISO400 Pro Neg. Hi Normal 


X10T5895F14X56a
FUJIFILM X-T10 XF56mmF1.2_R_APD: F1.4 1/1600s ISO400 Pro Neg. Hi Normal 

まぁもう少しぴったりのサイズになるよう寄ればよかったのかな・・・。

まぁ、そういうの抜きにしても、絶妙な溶け具合なのがFA77mmLimited。流石です。とてもバランスが良く美しいの一言。

最後に、緑の葉っぱ。

X10T5889F17L77
FUJIFILM X-T10 FA77mmLimited: F1.7 1/340s ISO400 Pro Neg. Hi Normal 


X10T5890F14X56a
FUJIFILM X-T10 XF56mmF1.2_R_APD: F1.4 1/600s ISO400 Pro Neg. Hi Normal 


こちらでも、やはり立体的な解像力はXF56mmAPDですが、絵画的な一体感はFA77mmの方が完成されているような気がします。

結論として、FA77mmLimitedは「写真に変換する際の究極の美」が手に入るのに対して、XF56mmAPDの方は「繊細な立体感も踏まえてリアリティ感ある華麗な美」とでもいいましょうか。甲乙つけがたい素晴らしい絵になるのは判りました。

ただし、これはFA77mmLimitedをマニュアルで操作しているからの話。PENTAX K-S1を使っていた時に感じた「AF時のモーター回る音のウルササ」「遅いピント合わせ」がついて回るのがFA77mmです。
その点、AFで普通に操作でき、素早く静かなXF56mmは文句なしに気持ちいい。だから使ってて楽しいのはXF56mmの方です。

PENTAXのボディで比較すれば、という話も出るかもしれませんが、私はもう手放してしまったので比較できません。
ただはっきり言えるのは、XF56mmAPDはPENTAXのボディで使えないということです。FA77mmLimitedはX-T10でアダプタかまして使うことができます。

レンズが素晴らしくても、トータルの完成度がなくては意味がありません。
ボディとレンズ、どちらか一方だけ良くても、スナップには使っていくことができません。

ということで、X-T10とXF56mmAPDラブな気持ちは今後も変わらないことが再認識できた良い実験でした。