こんにちわ FUJIFILMのX-T10というボディを手にれ、ずっと使ってて思ったことがあります。
それは「露出の補正で調整するのは楽ちん」、ってことです。

X10T7345a
FUJIFILM X-T10 XC16-50mmF3.5-5.6OISII: F9.0 1/20s ISO6400 Classic Chrome Medium High

従来までは、PENTAXのボディでしたので、露出の調整をするのって、何かしらボタンを押すかダイヤルを変える必要がありました。 この写真のように、若干暗いほうが雰囲気を出せる、そんな微妙な暗さを作るのにとても重宝しています。


ROSS


これは結構衝撃的でした。
今までその1ボタンを押す手間を惜しんで、シャッタースピードか絞りを変えることで明るさの微調整をしていたからです。
つまり暗くしたかったら速度を速める、または絞りを少し絞る(値を大きくする)ってことをしてました。
まぁ、今でも絞りの方はよく使っていて、普段から絞り優先でばっかり撮っているんですけど、その絞り優先で明るさを調整するのにシャッタースピードではなく露出で行える、これは結構重要なことです。

暗いレンズばかりしかなかった時とは違い、明るいレンズを多用していると最適な明るさっていうのが実はよく判らなかったりします。XF56mmなんか使っていると、よく電子シャッターで速度が1万を超えてたりするのも珍しくありません。

だから少し暗めに撮りたい、っていうときに、結構この露出ダイヤルって嬉しい。
ISOはできるだけ抑えたいので機械任せでいい。明るいレンズを使う上では速度の最適解がよくわからないので、機械任せにしたい。

そうなると、絞りだけの操作になり、私の言うZ軸(奥行き感)を楽しむことに集中出来る、そんな思いがこのX-T10にはあるような気がしています。
もちろん、奥行きだけがカメラの写し方ではないので、速度の調整も簡単にダイヤルでいつでも可能。

そう考えていくと、絞り優先で豊富な明るくて個性的な単焦点レンズをたくさん楽しんでください、と言わんばかりのダイヤル操作・配置に設計されたとしか思えない絶妙感があるんです。

実は、これが楽しい。Xマウントの良さを引き出すことに貢献しています。
確かに、少し硬さがありきついかな?って思うときもありますが、その分力強く回しても平気なので「左の指で絞りリング操作、右の指で露出操作」が基本になってきています。

たくさんの機能のあるカメラですが、この左と右の指の操作感覚でほとんど事足りるように作られているところがX-T10の一番良いところなんじゃないかな、って最近になって思うようになってきています。

私てきには、この配置が一番気に入っていて、他のメーカーの違う配置だと、もう使いにくくて仕方なかったり。