こんにちわ

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ちょっとまとまって書く時間が取れるので、少し長めのを書きたいと思います。

今から1ヶ月前くらいの話に遡って、のことにはなるのですが、XF10-24mmを手にした後、信州の方へ行ってきていたんですが、そのメインの目的のお話。

その目的は「あんず」だったんです。

このアンズの魅力にとりつかれたのは今年の春。

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FUJIFILM X-T10 XF100-400mmF4.5-5.6R_LM_OIS_WR sspd:1/350 F10 ISO800 Velvia COL:+1 AWB EV:+0.33 / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0

桜のような、桃のような、そんな綺麗な花を咲かせます。

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FUJIFILM X-T10 XF100-400mmF4.5-5.6R_LM_OIS_WR sspd:1/420 F16 ISO800 Velvia COL:+1 AWB EV:+0.67 / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0

梅の花が大好きな私はこのアンズを見た瞬間、ワクワク感が止まりませんでした。
なぜって、この花、綺麗なだけではなく、この花の多くが「実になるのかな?」って思ったからです。まぁ、いわゆる食い気です(笑)

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FUJIFILM X-T10 XF100-400mmF4.5-5.6R_LM_OIS_WR sspd:1/420 F11 ISO800 Velvia COL:+1 AWB EV:+0.33 / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0

1つの枝に、こんなに付いてるんですよ
もちろん、農家さんでは摘果するんで全部が全部とはいかないでしょうけど、花も綺麗で味も美味しくて、っていうのは桃もそうですが、この系統の樹木の魅力ですよね。

で、この花を見たのは4月初頭。それから3か月経った、7月の初頭には・・・

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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/640 F4.5 ISO800 Velvia COL:+1 WB:Custom EV:-0.33 / H-Tn:-2 S-Tn:-1 SH:+2

!!! こんなに取りきれなくて落ちてる!

もったいない・・・。

と、上を見あげるとですね・・・

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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/800 F4.5 ISO800 Velvia COL:+1 WB:Custom EV:-0.33 / H-Tn:-2 S-Tn:-1 SH:+2

こんな状態で実っているわけですよ。

あの花の状態からよくぞここまで!
にしてもこの生い繁り方、ニマニマしちゃう感じです。

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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/1000 F4.5 ISO800 Velvia COL:+1 WB:Custom / H-Tn:-2 S-Tn:-1 SH:+2

撮り方や色の感じを少し変えると、これはもう、桃。
でも、ちゃんと眼で見ているものをとると、やっぱり、これはアンズ(杏:アプリコット)です!


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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/750 F4.5 ISO800 Velvia COL:+1 WB:Custom EV:+0.33 / H-Tn:-2 S-Tn:-1 SH:+2

こんなに素晴らしい大地からの贈り物なのに、実は杏、痛むのも終わるのも早いんです。
 
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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/1250 F4 ISO800 Velvia COL:+1 WB:Custom EV:-0.33 / H-Tn:-2 S-Tn:-1 SH:+2  

良い品種や大きさ形の良いものは出荷され、残りは干した杏にしたり、ジャムにしたり。
もちろん、冷蔵庫に入れてちょっと追熟してから食べるのも甘酸っぱくて美味しいです。

7月の初頭には都会のスーパーの店頭にも少しだけ「生食用」が入荷するみたいですね。
・・・農家さんのところでは、痛むのも早いので、一瞬の作業で、こんな感じで摘まれ、選別まで終わっていきます。

ナマ食に向いていないものや厳しい目から落ちてしまったものは、直売所でとっても良心的な価格で買えてしまいます。おうちで食べるのはこれで十分。

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FUJIFILM X-T10 XF10-24mmF4ROIS sspd:1/150 F4.5 ISO200 AWB Auto  

一応埼玉の地元でスーパーで出ていたナマ食用のアンズも買ってみました。でもそのままでは未熟で今ひとつ。冷蔵庫などを使って追熟の多少進ませて食べれば、タイミング具合によってはチャンと美味しくなります。買って一つ食べてイイ感じはコレ、ってのがわかるまで半日おきに1つ食べる感じですかね。
スーパーのものは、やはり物流時間を考慮しているものなので、現地でギリギリまで待ってから買ってきたものにはとても敵いません。

売れ残ったものは、当然加工品となっていきます。
アンズは7月のうち、ほんの10日間程度で収穫が終わります。
加工品とは、干したものや、ジャムが一般的ですが、「さしす漬け」なんかもあって少し手間かかりますが美味しいですよ。

そういえばこちらで見る市販の干しアンズなんて、ほとんどがトルコ産だもんで、純国産なんて現地でもない限りなかなか手に入りません。

・・_これは・・・イチゴと同じで、産直の場所で買ってきて楽しむという、・・・とても贅沢な食べ物の仕入れ&食べ方をまた見つけてしまった感じです(笑)

春に、訪れた場所と同じ場所で「たんまり」な果実を眺め、そして、いただく。
生でも美味しいし、ジャムにしてもいいです。

そして、長く楽しむなら、やっぱりこれ。

sakeduke
FUJIFILM X-T10 XF18-55mmF2.8-4RLM OIS sspd:1/25 F4 ISO400 AWB

焼酎に漬けるやつ、今年は2本作りました。
手をつけられるのは早くても冬、来年の花が咲く前あたりが一番良い頃でしょうか。

とっても楽しみな、アンズ巡りの旅、こういうのは自分の中で「ゆったりとした時間の贅沢な使い方」として、定着できたらいいな、と思っております。

体験でしか得られないことっていうのは、自身の心の中で大切にできるお宝です。