こんにちわ

先日は、iMac5K (2017 27インチ)を導入したお話をしましたが、今回はそれに合わせて机を作ってしまったというお話。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:1/40 F10 ISO12800 F0/Standard Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2

図案をサクッと作り、板と脚をそれぞれ入手して作ってみました、という内容です(ちなみにXF16mmの広角具合と明るさ、近接能力はこんなシーンでも活かせるので嬉しい)。


では今回、机を作ってしまおう、という経緯は下記。
  • アームで色々向きや位置を変えられるようにしたかった
  • 部屋を圧迫したくなかった
  • 部屋の角を有効活用してiMacを置きたかった
  • 27インチ・横幅70cm程度で奥行きもあるちょうど良いテーブルや机が見つからなかった
  • 四角のテーブルより三角に近いテーブルが欲しかった
まぁ、せっかく作るんだから、ということで、角を切り落とすようなイメージでパーツをこんな設計にしてみた。

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ここでポイント、部屋の角っこにテーブルを置きたい、という意図もあったので、四角いテーブルだと「どうしても圧迫感が生まれる」し、座る方向も含めスペースをやたらととるなぁ、と。

また、左上の奥にエルゴトロンのLXアームのマウントを挟み、ケーブルもその奥から落としたい。
右下は部屋の角に対して斜めに座り圧迫しない形での運用でもありたい。

そんなイメージをしていたら、右下を大幅に斜めにカットしたいという欲望に至ったわけです(笑)。

ちなみに図案の斜めの対角や頂点から頂点に引いた線はiMac27の10kgの荷重をバランスよく受け止めるためにどの辺に脚を配置すべきか検討した線で、山勘で荷重も検討。
その際に使用する鉄の脚はインターネットで容易に手に入りそうなのも確認。

ここで思いつく。四本足ではなく iMacの重さ+普段の「腕をおく重さ」、「重いエルゴトロンのLXアームの動きが重心のバランスを壊しそう」という考えのもと、割と過剰に鉄脚をつけることにした。

ここまで要らんだろう、と思いましたが、何せ自作ですし、机が壊れたらiMacごと破損する可能性もあるわけで、絶対の安定・安心感を得るため、沢山つけることに。

形も「いびつ」だしね。

さて、脚のこだわりの次、図のように、いびつな台形に「切り落とせばいい」という結論に至っている天板部分です。
さあ出来上がりの通りの板を作るために・・・、となったものの、ここからが割と大変だった。

まず初めにカインズやドイトなどで『板を購入するとカットしてくれる』加工サービスを思いつき、カットをお願いしようと思っていくつかあたった。
ところが、色々聞くと、簡単な直線カットと穴あけ程度は頼めるものの「斜めのカット」は一切不可ということが判明。

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物の見事に近所のホームセンターでは「まっすぐの板」に対して「直角のカット」しかできないという結論。
上記写真のような機械でカットするため、加工機械に板を置いてスパっと上から下にノコギリを落とす加工しか出来ないのであった(参考写真は産機工業のページから拝借)。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:1/25 F16 ISO12800 Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2

出来上がりの机はこんな感じで壁側にピッタリ置きiMacを斜めに置いて座れるようにしたかったわけ。
部屋の隅の角っこを活かしたいのに、斜めカットの板を容易に入手できない、といういきなりの壁でした。

脚の方のパーツはamazonで、サクッと注文。
今回は、どうせならと、脚の高さにもこだわり・・・
普段使っているテーブルが70cm高さだが、それが高くて嫌っ、という嫁さんのリクエストに応える形で若干短めの66.5cmの脚を注文。

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さて、肝心のカットについての続き。
この斜めに切り込む、というのが曲者。

色々ホームセンターをあたった結果、担当者の気分でやってくれるかもしれないが、正式には「どこもやってくれない」という結果だったわけ。
・・・そこで、近場で板を買うのは諦め、インターネットで板の購入と同時に加工までしてくれるサービスを提供してくれるところを探すことに。

・・・探したらあっという間に見つかる。世の中すごい。
もう世の中の進歩は昔とは違うって感じがした。

 → 斜めカットもサンダーも塗装もできる最高なお店:木材加工.com

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ここの良いところは、4方の斜めカットだけではなく、塗装も他に必要なパーツも一緒に買えそうなところです。実際注文すると、なんと仕上げには240番のヤスリ(サンダー)までかけてくれているのが嬉しい。

テーブル用の塗装も注文できるし、無塗装も選べます。
目的のオプション・カット加工については、画面で指定できる上に、四角い穴あけなんかも頼めちゃいます。

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そして、きわめつけは、指示した仕上がりを3Dシミュレーションで自分で確認できるのが嬉しい。
つまり事前に360度クルクルっとCAD感覚で自ら確認ができてしまうという優れ機能があります。

すごく無いですか、これ。

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加工はカットだけではなく、板の厚さが2.5cm以上ならその断面をナイフカットに仕上げることもできるみたい。

素晴らしい。最強ですわ。

・・・ということで、注文して数日・・・、届いたのがこんな感じです。

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見事に思った通りに仕上がってます。

今回は、部屋の隅っこの角のテーブル用の板だけではなく、その横に配置したい長いカウンター風のテーブルも作るため、その板も同時に依頼しています。

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期待していた、断面のナイフカットの加工もバッチリ。
もちろん、これだけ加工するので1mm-2mm程度のカット誤差は生まれてしまうのは止むを得ないのですが、仕上げはシッカリとサンダーにて丁寧にヤスリがけ処理をしてくれているため、無塗装でも自分で塗装する前の事前のヤスリがけをしなくてもいいのもポイント(塗るならした方がいいですが、今回は「色をつけない」予定)

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こちらは横から見たところ。
この辺の接写はX-T2では苦手なので、iPhone6Plusで撮影しています。

この木材の肌触りがとても素晴らしい。ちなみに写真では2枚の板の高さが違うように見えますが、板の下に輸送用の衝撃吸収ダンボールがあるせいでズレて見えます。
普通に木目が横に走る前提でカット指示を行ったので、ちゃんと2枚の木目方向も揃っていました。

こんな風にいくつもの断面の仕上げを選べるのも、ここの特徴のようです。

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ナイフカット加工の丸みは思ったよりありますが、少し離れるとそれほど強くは感じないくらい。絶妙。

さぁ、この板に脚を取り付けていきます。
鉛筆と定規で予定通りの場所に目印をつけ、テープで仮止め、ネジ穴も印をつけ、下穴をドリルで開けたのち、取り付けていきます。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:0.3 F14 ISO12800 Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2
#下処理はこんな感じ。手前のに足がまだ付いていない

あとは脚を木ネジ(今回は板の厚さの3/5程度までの長さにしておいた)を使って固定していくだけです。

この際には木ネジが空回りしないよう慎重にゆっくり回して攻めます。

電動ドリルで勢い余って強く回しすぎて、ねじを空回りさせると「もげやすく」なるので注意が必要。
木ネジもホームセンターで板の厚さから飛び出ない最適な2/3から3/5程度になるような長さのものを用意します。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:0.8 F14 ISO12800 Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2

さらに、電源タップも裏側に固定できるよう、引っ掛けビスを埋め込んでいきます。

タップの裏の壁掛け穴に合うよう結構幅きっちりネジを打つのにわりと苦労しました。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:1/45 F8 ISO12800 Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2

出来上がりはこんな感じに。

部屋の一角に見事にぴったりの机+カウンターテーブルが完成。素晴らしい。
こんな簡単に美しく出来上がるなんて感激レベル。
そして一望を室内でも簡単に撮れるレンズ、XF16mmはやっぱり使い勝手がいい。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:1/58 F8 ISO12800 Provia COL:+1 WB:Custom DR:200% EV:+1 / H-Tn:-1 S-Tn:0 SH:+2

座る側の板のヘリが、ナイフカットされているため、その辺の合板に、適当に脚を付けて作った、という感もなく、座るときや立ち上がるときに太ももが仮に触っても非常にスムーズな心地です。


うーん、美しい。

最後に仕上げ、パッと見た目は無塗装に見える表面には、実は「蜜蝋」の塗装を行っています(塗装というより、ワックスがけ)。

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部屋の出窓が無垢材で5年経過した後の色で、そういう経年変化を楽しむのがいいよね、っていう案に賛同し、蜜蝋による簡単な、軽い塗装の手入れを選択。だからあえて無塗装で注文を行いました。
数年経った後に琥珀のような色に変わることを想定しつつ、今の白木の色を楽しむことができるのはDIYならではの楽しみではないかと思います。


仕上がりの寸法メモ・・・

⑴ 横長のカウンター風テーブル:
長方形パーツが 180cm x 35cm。
この35cmの奥行きは部屋を圧迫せず、かつ出窓の窓の鍵に手が届くギリギリを狙ったもの。
そして、さらにA4の本が余裕で置ける、という奥行きを狙ったもの。
手前側(下側)にナイフカットの加工。


⑵ 部屋の角っこに置くテーブル:
パーツは90cm x 90cmの正方形でこれは部屋の隅に置く前提と、iMac27を置いてかつB4程度の参考本も置ける前提。左上15cmx15cm、右下に55cmx55cmのところで斜めカット。
手前側(下側)にナイフカットの加工。

横に並べた際に、斜めの切片・奥行きは横に置くカウンター風テーブルと同じ奥行きの35cmでピッタリ合わさる計算。
15cm x 15cmの端材も併せて注文し裏側でボンド接着。アームを挟む際に2倍厚にしています。

 * * *

板と加工代金(約3万)、脚を過剰に買っているのと、蜜蝋の料金、合わせて約5万円程度。
  1. 部屋にぴったり合うサイズの机
  2. 合板のボンドのような臭いが無い
  3. 肌触りの良い木の感触、気持ちのいい木の香り
  4. 優しい蜜蝋の塗装
  5. 高さも長さもカットラインも全て自分の思うまま
  6. 意外と横に長い全長は 90+180=270cm で、滅多にない奥行き 35cm
作業は下穴をドリルで開け、そこに木ネジを締めて脚を固定、仕上げに蜜蝋でワックスだけの簡単なお仕事。だもんで半日かかりません。

こんな簡単に出来上がったものが、5万円程度なら、大手家具系ショップで手に入る組み立てタイプのものを買うよりもお得です。というか、横 270cmで斜めカットしてある合板臭くないテーブルをオーダーしたら、いくらになるんよ、てな感じです。
もうDIYとすら呼べない新時代のオリジナルテーブル作り。
丁寧に使えば一生もので、おかげで新規のiMac27インチもご満悦(笑)

今はこんな世界になったんだ、という驚き以外の何物でもないオリジナルな専用テーブル製作、
写真や動画制作を家で楽しむための iMac27専用の机というかテーブル自作のメモでした。