こんにちわ

先日にオートで撮るX-T10の花火を掲載したのですが、本日はX-T2で撮る花火です。

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FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F10 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0 trimed 3167x3528 by iMac27

X-T2でいろんな花火を撮ったのですが、全部を出すわけにもいかないので、ドバッとサムネイルにしてみました。
左上の最初から右に5つは前回出したX-T10のやつですが、一番上の段の右から2番目の赤玉からX-T2で撮影したものなります。

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#今回の花火写真・色々なサムネイル

いやぁ、まずもって、日本の花火のイベントっていうのは良いですよね。
今回訪れたのは、割とローカルな花火イベント。栃木県にあります、大金という場所で行われた花火大会です。

ここの花火大会、今年は色々あって、非常に地味な会でしたが、見る側からしてみたら大変綺麗な花火を十二分に楽しめたとても良い花火でした。

しかし、今回X-T2で花火を撮るに当たり、トラブルが・・・。
なんと、持って来たUSB接続のレリーズスイッチの反応が・・・無い(笑)

電池は活きているのに押しても反応せず。こんなタイミングで壊れるなんてね、参りました。
しかたなしにタイマー2秒撮影モードで撮り始めましたが、その2秒の『間』、花火を捕えるタイミングを取るのに非常に邪魔・・・。
結果、レリーズスイッチコントロールでの撮影は諦め、普通にダイヤルをTの時間指定モード、スピードは10秒固定、後はポチポチと普通にシャッターボタンを自分の指で、その押すタイミングだけを見計らってポチポチしながらの撮影となりました。
その際に長秒ノイズ制御の設定は、オフにしております。


FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F10 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0
#一番のお気に入り。XF16mmで撮って出しです。『夫婦華』と名付けたい

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#trimed by iMac27・・・少し切り取って見ました(3364x2979)が十分な解像度があります。


X-T2での花火撮影ですが、使っていたレンズはXF16mmの1本。途中で10-24に変えようとも思いましたが、ローカルで30分チョイしかやらないイベントなのでそのまま。
花火が上がる方面については何処に上がるか?っていうヨミは、予め警察・パトカーのライトで囲まれているエリアからだろう、という想定はしていたものの、距離感は流石に不明。花火の大きさが読み切れないため、かなり不安でした。

こういう時、出来るだけ明るいズームレンズがあると有利ですよね。だから花火にはXF16-55mm 2.8ズームが一番いいのかもしれません。ケースに応じて画面に大きく写すこともできますしね。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F11 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0
#非常に細かい線が出てきます

実は今回が初めてのX-T2での花火撮影でしたが、家に帰ってみてびっくり。物凄く細い線での撮影が可能なんですね。

XT2P0462のコピー
#一部を拡大

光がササァーっと流れて移動していく感じの花火は後ろ側に出てくれると美しいと感じやすいのですが、中央とか前面にそれが出てくると・・・光の線が細すぎて波打っているのが判っちゃうと、「か弱い感じ」になってしまいます。

勢い]

比較すると、こんな感じ。

細すぎで、光が波打つ処まで記録されているものが多々ありますが、回転して飛んでいくタイプが細い線で記録されると、その描かれた線にダイナミックさが欠けてしまいます。

ですので、むしろX-T2での花火撮影ではキッチリとしたピント合わせは要らないかもしれない?っとも思いました。少し甘いフォーカスなら細すぎる線が出ませんよね。

今回の撮影はたまたま手探りの初めて撮影でしたので、途中で少しMFのリングを触って距離感をズラして少しボケさせてたり、とバージョン違いの撮影など、色々試していたのが幸いでした。
細い線で撮影される花火も綺麗なんですけどね、どうにも、細すぎる線の花火は、アートだけど、花火大会というイメージとは違っちゃうのかな、って感じて個人的には好きじゃない。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F11 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0
#これはバランスがいい。細めの線が協調していて、タンポポみたいに可愛い 華になれました


・・・いやあ、それにしても、花火っていいですね。

オートでも雰囲気良く撮れるX-T10の花火も良いのですが、X-T2で光の出方や、線の細さ太さを意識してコントロールしながら綺麗な華の形に撮れた花火は(きっとプロから見たらイマイチなものが多いと思うんですけど・・・)格別です。

FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F5.6 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0
#少しフォーカスを甘く光の流れを演出 

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#trimed (2295x2327) by iMac27 拡大すると、中央に回転して波を描いている奴がいます

X-T2の利点は、X-T10と比べてトリミング耐性があることです。欲しいところを切り取っても、幅2,000pixelは確保できるため広角のレンズの利点が活きてきます。

特に明るい単焦点である16mmを使うメリットが非常にあります。
長い撮影時間の中、シャッターを切りながら絞りを調整したりフォーカスを甘くしたりと色々な遊びが可能です。

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FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F4 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 SH:0 trimed (2601x2487) by iMac27
#鳳凰と太陽?に見えなくもない

これはピントずらしなど、10秒の中で色々試して面白くなった花火です。そうそう本日の写真は全部トリミングはあれど、色やシャープネスなどの加工は一切なし。はじめに撮ったそのままでサイズだけ変えたものを載せています。

つまり、X-T2で花火を撮ると、色も結構いい感じで無加工で済みます。撮って出しで充分です。
まぁもっともアート作品にしたければ重ねて色々いじることになるのでしょうけど・・・、思い出にはこれで十分です。色の出方、綺麗じゃありませんか?

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FUJIFILM X-T2 XF16mmF1.4R WR sspd:10 F7.1 ISO400 Astia COL:+1 AWB DR:200% / H-Tn:-1 S-Tn:-1 trimed (2415x2714) by iMac27

これ、なんかはピグモンみたいな怪獣ぽくてユニーク。

花火って自分でも思っていない、無作為に変なものが撮れたりしますし、光のタイミングを狙えば可愛くも撮れたり重ねて大きくも撮れたり、予想外の色や形も出てきて、とっても楽しいです。花火撮影は、陶芸やってるみたいな楽しさがありますよ。

うん、自分で「華」を作れるって楽しい!
こんな楽しみも味わえるX-T2での写真撮影って面白いですよね。