こんにちわ

本日は、この間導入した X-E3 について少しお話をしたいと思います。

E3-TOP

まず、レリーズボタンには、X-T2を使っていた際に使用していたアルチザンのレリーズボタン黒をまた取り付けました。
次にストラップはX-T10の時に手に入れたアルチザンの購入特典の奴、それを転用しています。
後々にピークデザインのストラップへ変更する予定ですので、赤い玉のアンカーを一旦つけています。

FUJIFILM X-E3

  • 約2,430万画素
  • TTL256分割測光
  • -5.0EV~+5.0EV
  • 15分 〜 1/4000秒(M)
  • バルブ:最長60分
  • メカ約8.0コマ/秒(連続記録JPEG62枚)
  • 電子約11コマ/秒(連続記録JPEG 53枚)
  • 0.39型有機ELファインダー
  • 約236万ドット(視野率 約100%) 
  • アイポイント:約17.5mm
  • 3.0型タッチ式TFTモニタ(約104万ドット)
  • HDMI出力(マイクロ端子 Type D)
  • 0℃~40℃
  • 約337g
  • UHS-Ⅰ SD

E3-1545

XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

  • 最小F22
  • 最大撮影倍率 0.24倍
  • 135g
  • ø52mm
  • 電動ズーム
主な仕様はこんな感じ。X-E3+XC15-45mm で 472g となる組み合わせです。

E3-vs-q7

 PENTAX Q7との比較。流石にQよりは大きくなります。

しかし非常にコンパクト。Xのレンズが使え、自分オリジナルの黒潰しな絵の「劇画ベルビア」も同じく再現できます。

FUJIFILM X-E3 XC15-45mmF3.5-5.6OISPZ sspd:1/42 F5.6 ISO200 劇画ベルビア

それだけではなく、XF100-400mmなどにレンズを変えて高速な連写も使うことができます。もちろん、1/8000sまでは出せませんが、1/4000sまで使えますので、通常のシーンなら十分威力を発揮してくれます。メカの1/8000sって滅多に使わないから問題なしです。
AF精度については、ほぼX-T2同様な感じがします。
飛んでいる鳥にはなかなか良いピントが来ませんが、止まってくれればこっちのものです。

OKAME
#iMac croped

こんな感じでオカメインコさんの体毛の綺麗なクオリティも楽しめます。この辺はX-T2と変わりません。

FUJIFILM X-E3 XF100-400mmF4.5-5.6RLMOISWR + 1.4x sspd:1/2000 F8 ISO2000 Velvia COL:0 AWB EV:+0.67 / H-Tn:0 S-Tn:0 SH:0

動きものも、うまい具合に固定で狙っていれば・・・こんな感じで、対象が速度を落とした際などで、面白い瞬間も撮ることができます。
長ものレンズを付けてテレコン、ってなるとそもそもF値の関係でそんなに速い速度にすることすらできませんですしね。

総じて、コンパクトなのに撮って出しで楽しい絵を撮りやすく、持ち手の感覚さえ慣れてくれば、非常に良い絵のレンズ交換式カメラとして活躍してくれます。

また、備わっているタッチ液晶で便利だな、と思った一番は、指先で再生画像をスライドできるところ。

E3-PLAY

こういうのは、本当に便利です。2本指で再生画像の拡大縮小をピンチイン・アウトができます。スマフォライクでいい感じです。

ジョイスティックでメニュー周りも操作出来ますので、ファンクションキーとして割り当てるボタンが減った!という理由を除いて、十字キーが無いことによる不便さは全くありません。

・・・しかし、数日使ってみた限りで、色々わかって来たことがあります。
  1. やはりチルト液晶が欲しい。背が高い私にとって、地べたを這うような広角写真が撮れないに等しい。メクラ押しのピント調整を諦める写真が増えた。

  2. EVFが思ったより見難い。アイポイントが23mmでなかったりα7やX-T2のみやすい大きくて解像度の高いEVFに慣れきっているせいなのか、なんというか、小さくて見難いんです。でも、まぁ、コンパクトなので仕方がないのかな、と思っています。X-T10の時と同じ感覚なんでしょうけど、慣れとは恐ろしい。

  3. 一番いただけないと思ったのが、AUTOレバーをガチャコンっとした時に、プリAFが強制発動する点です。XF35mmF1.4とかつけると常にぴこぴこっとウォブリングする感じでフォーカスが動いていまして、コレがうっとおしい。

    PREAF


  4. UHS-IIの速度のカードに対応していない。まぁ、しゃあないですけど、少し残念。

  5. Bluetoothで電源オフ後に転送してくれるのは良いんですけど、連写しまくっているとiPhoneの容量がすぐに足らなくなってしまいがち。これ、連写グループは最初の1枚だけ転送とか、何か手がないと本当に見るのも削除するのもきつい。

と、まぁ、気になる点は結構あるんですけど、点数にすると概ね良好、80%満足中です。
でも、人にオススメする際には、X-E3ではなくX-T20ですかね。

出てくる画というか絵はX-T2とほぼ変わりませんのでその辺の心配は必要ないです。大きな差は、2画面MFが使えないことくらいです。
レンズヘビーな重心にはなりますが、どのレンズを使っていても重心や持つ手の感覚以外の面でX-T2との差は感じられません。

・・・なんでX-T2を手放したんだろう、そういう話になるとは思いますが、まぁ、色々ありまして。金銭工面の一貫なので致し方ない感じです。
どのみち秋にはX-T3あたりが手元にあるでしょうから、いっときの別れみたいなもんです。


次に、XC15-45mmについても少し触れておきたいです。

このレンズ、広角:13cm〜∞、 望遠:35cm〜∞ってことのようで、わりと接近できるはずなんですけど・・・、なんか、全然寄って撮影できない、ピントが合わないイメージがあります。
なんでだろう、X-E3が小さくてチルトが無いから、物体に接近して撮りに行く際に良く液晶が見えなくなることが関係しているようなきもしています。
ですが、前に使っていたXC16-50mmOIS IIの時よりもピントが合う迄の距離が遠い感じがします。
また、電動ズームが曲者で、ちょうど良い画角で止まらないのがなんというか、厄介。
かなり大雑把に動きますので、それもあってか、このレンズ、実にすごく使い難い。

少し解像しないけど、XC16-50mmの2型の方が使いやすいかな、と直ぐに思えるくらいオススメできません。
但し、まだ、ファームが正式に対応していないせいもあると思うのです。
またワイド端での歪曲がひどい気もしますが、コレもファームのせいですかね・・・。

明るさ面では、18-55のX-T10時のキットレンズやXF35mmF2などの明るめの単焦点に慣れたせいもあって、F3.5-5.6っていうF値もむちゃ暗いです。
室内で夜に動画を撮ろうとかと思った日がありましたが、真っ暗です。使い物になりません。

X-E3との組み合わせがあまりよろしくないだけかもしれませんが・・・。チルトができる機種で使うべきレンズですね、コレ。
  • 地べたを這うような広角を撮る際に「メクラ」になるX-E3と相性が悪い。

  • 手を伸ばし高いところから見下ろす雄大さを撮る広角撮影にも「メクラ」で同。

  • 三脚を立てて星を撮る際にも、X-E3では上から液晶が見えない、リモートのスマフォでは小さな点が見え難い、やっぱり「メクラ」。

  • 電動なため、好きなところで画角が止まらない。

こういうのが全部裏目に出ています。
ですので、やはりXF27mmとか、XF35mmF1.4とか軽量なレンズを付けっ放しにして使う方がX-E3では楽しいかもしれません。
広角面を期待して導入したこともありますので、XF16mmやXF18-55mmキットレンズをつける機会が増えるかもしれません。
X-E3にXF18-135mmをセットした時の重量バランスの悪さはちょっと厳しい感じでしたから、重さのバランスは良いんです。だけにもったいない。

まぁ、少なくても、XC16-50mmIIを使っている時よりは絵に対する綺麗さは上がっている感じがしますので、その点は嬉しいです。24MP時代に合っています。
小さいのも良いです。X-E3でX-A2の時のように、手持ちでツーショット撮影とかできる広角具合が手に入りますから、やっぱり小旅行の際に非常に便利です。

こういう使い方ができるのは嬉しい。
だからX-E3+XC15-45mmは、昔のPENTAX-Qのように、アイレベルでスナップ写真を狙い、攻めていくカメラな気がしてきました。

今の感想は、こんな感じです。
X-E3、スナップ専門サブカメラとしては、最高です。

でも、レンズはXF27mmやF2シリーズで使うのが一番良さげです。
個人的には、XF35mmF1.4を付けっ放しにしておきたいのですが、例のAUTOの強制プリAFが許せない。
今の所、意外と見難い使い難い、に輪をかけて、このAUTO問題がX-E3に対しての印象を無茶苦茶悪くしております。

軽くて得られるものがいいだけに、インタフェースが全般的に悪いというか。なんというか・・・。
EVFが便利で見えやすいほど力が入っているわけではないのに、チルトができないっていうのはやっぱりなんだかな、って感じではあります。

4/26 追記:
 
ちなみに、X-E3のファームウェアのアップデートが出ました。この時は対応していなかったXC-15-45mmへの対応もされています。


オートフォーカス時にはピントリングでズームの微調整が出来るようになっています。流石にAUTOレバー時のガクガクは直っていませんが、こう言うこまめな対応って、いいですよね。