こんにちわ

本日はすっかり定着した、サッカーにまつわるお話。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/6400 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

キャプテン翼っていう漫画、というか、アニメ、というか。
そのキャラクターはご存知でしょうか。

ある意味日本のサッカー界を牽引した漫画の1つだと思います。
もちろん、Jリーグの存在があったから、今の日本の立ち位置があるわけですが、この漫画を見て育った世代が今のサッカーの原型を作ったと言っても過言ではないと思います。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/6400 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

そんな翼くん、というキャラクターを描いた漫画の世界が、サッカーのスタジアムがある埼玉県の浦和美園駅(SR:埼玉高速鉄道)、今のところの終着駅に高さ約1.6 m × 幅20mの『ステンドグラス』として今年の3月11日に登場しました。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/1000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

駅構内から見た景色がこんな感じの全体像となります。
冒頭の翼くんの幼少時代〜ボールと友達になって事故から守ってくれたあの時代〜のカットだけではなく、良きパートナーの岬くんや・・・

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/6400 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard  

W杯までの様々なキャラクターと共に「ステンドグラス」として飾られています。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/6400 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

ちゃんと、青空の世界が覗く、場所に設置されているんです。
こんなものを飾っちゃう駅が近くにあるかと思うと感激。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/6400 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

その漫画を、またはアニメを見ていた人にはおなじみのライバル、日向くんもいます。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

他にも、あ!あの人たちも!

という感じで、見ていた世代にとっては懐かしのキャラクターたちが勢ぞろい。
また、翼くんのカットも1つだけではなく、あ〜、このシーンもあるのか!

というような、懐かしい場面が織り込まれています。


SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard  

翼くんだけではなく、ライバルとなった様々なキャラクターたちの技のシーンや、そのキャラクターたちを思い起こさせるサイドシーンも混じっており、どうしてなかなか、よくできていたりします。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

さて、ちょっとステンドグラスって言うとガラスとガラスをハンダで合わせたやつでしょ?、これはちょっと違うんじゃないの?

的に思えちゃうところではありますが・・・

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

拡大しないとよくわからないかもしれませんが、「H型の鉛線ケイム」をベースに絵付けで施された製法でして、コレも立派なステンドグラスなのでございます。
ただし、色ガラスの後ろ、裏に金網ガラスがありましたのでパッと見ただけではどういう感じになっているのか不思議に見えちゃうところです。
おそらくH型鉛線ケイムで填め込むタイプの製法に絵付けしたものを、すでに駅の方が先にできていましたから、後から「はめ殺し」になっていた窓の上に重ねて設置したんだろう、と想像します。

stn_came500

この辺の作り方はこの会社のページがわかりやすいかな?
こう言うやり方で作ってすでにあるガラスエリアに重ねて貼ったと言うわけじゃないかと思うわけです。

ちなみに、この作品の製作は先程の挿絵に使ったその会社ではなく、東京メトロ渋谷駅や新潟空港などを手がけた「クレアーレ熱海ゆがわら工房」でして、あちこちの駅などで作品をお目にかかる、割とすごい工房のようです。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

使われ感が巧みなH鉛線の組み方、色付け、黒の使い方がこの鳥のところが凝っていないある意味一番わかりやすい箇所かも。
ガラスを組んだ感じと色で描いたところがハッキリ理解できます。

ガラス自体はある程度大雑把なガラスの、色もあまり凝っていない単調なガラスに絵付けして焼いた感じだと思われます。

まぁ、そうでなければ、こんな細かい鳥の足の爪のような線に分けてパーツを組み合わせられるわけもなく、こんな細かいパーツ単位でガラスを切り刻んでハンダ付けまでしていたら製作費も億の値が付くレベルに・・・。まぁ、でも大きいから、この作品もそれくらいの値になっているかもしれません。
資金自体は宝くじの振興・バックアップで作られたようです。


SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

このガラスの色配置については、空の色合いや後ろの建物の景色がうまい具合に溶け込むよう設計されていて、かつ、黒のH鉛線の境もキャラクターの体のラインでうまく組み合わさっていているため、なんというか、結構凄く丁寧に作られています。

これ、なかなか素敵な景観でありますよ。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/8000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

日向くんのモチーフである「虎」も描かれています。
割とこの漫画が好きな人がベースを設計しているような気がします。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/1000 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

駅の改札を出るとこんな感じで翼くんたちが出迎えてくれるわけですが、結構天井にも床にも色が反射して美しかったり。
もちろん、ステンドグラスですから、ナイターで観に来ると、その良さはあまりわかりにくいかもしれません。

SONY ILCE-7M3(a7m3) FE 24-105mm F4 G OSS sspd:1/200 F11 ISO6400 COL:+1 AWB SH:+2 CreativeStyle:Standard

ちなみに、こんなガチャも駅にあったり。

フチ子のこのバージョン初めて観ましたヨ(笑)