こんにちわ

本当に急な出来事ではありますが、X-T30(チャコールシルバー)を導入しましたので、過去を振り返る形でのレビューと、過去のX-T10の時と同じようにセッティングメモを残したいと思います。

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【導入背景】
  • 怪我の影響で、少しでも軽いカメラが欲しかった
  • 動き難い右手で操作するにあたり 露出ダイヤルを少しでも操作しやすくしたかった
これくらいですかね(笑)

でも、軽量ということは結構重要なことなんだということが更に実感しまして・・・。
 
幸いにも、X-T3と比べて下記の内容程度にとどまるレベルのスペックダウンなのもX-T30の良いところです。
  • 連写性能ダウン 1/8000s → 1/4000s、11コマs → 8コマs
  • 3方向チルト → 2方向へ
  • アイポイントが 23mm → 17.5mm と5.5mm差があり
  • 十字キー省略(しかしながら握ってて知らん間に右ボタン押してしまう問題は無い)
  • 前面にあるFnボタンが無い
  • ISOダイヤルと、ダイヤルロック機構がない
  • EVF 369万画素 → 236へ
  • 視度調整ロックがない

それで得られるのは重さ 539 → 380g へと150g近く軽くなる、という点と、露出ダイヤルに指をかけやすくなる点。
まぁ、普通なら変えないですよね、うん。

しかし私のカメラの使い方は、ISOやシャッタースピードなど、どこかがオートになっている撮り方が多いため、頻繁にこの露出ダイヤルを使うんです。
だから常にEVFなどで明るさや色みを気にしていますので、カバンの中で勝手にダイヤルが動こうが関係ありません。 少し時間をあけて撮影する際には必ずゼロ補正してからEVFを覗くスタイルだからです。
自分でも相当いじってしまいますからね。
「だからこそ、親指一つで変えられないボタンやダイヤル配置のカメラは苦手」なんです。
『露出±』ボタン併用のタイプもダメ。めんどくさい。そういう意味では自分が求めているカメラって、Pro2ベースで手ブレ補正ついて3軸チルトついてるような右手完結型なのかもしれません。
そん時には露出ダイヤルにロック機構付けてくれて、また本体から出っ張るようにして欲しいです。

と言うことで、さっき列挙した内容にとどまる、とか書いておきながら、結構大きなスペックダウンだな、と思いつつも、いまの自分がおかれた身体状況で「使いにくい」と感じて「撮らなくなる」くらいなら、チェンジもありかな?と思ってしまった次第であります。

思い起こせば、 2015年の今頃、ですから丁度4年前に PENTAX-Qから FUJIFILM X-T10へと切り替えてこっちのblogをスタートした節目でもあります。その時の気持ちをもう一度、みたいなもんですかね。今回。


【ここ4年での進化とレンズ】

X-T10からX-T2、X-T3と手持ちのカメラを変え、間に α7Riiiやα7m3をも含めた怒涛の4年でした。
そんな中、カメラ業界のトレンドで大きく変わってきた点がいくつかあります。

  1. AF性能の飛躍的な進化。瞳AFや画面いっぱいのAFポイント、AF追従性の向上
  2.  グリップ・ホールド性の意識向上
  3. スタミナ改善
  4. レスポンスの良さアップ(EVFやUIの機敏性)
  5. ミラーレス機のレンズバリエーションが豊かに

ざっとこんなところですかね。
こう言うのを満たせないカメラはもう要らない、となりました。

逆にこれがまともに揃ってないカメラは可哀想です。そういう時代になりました。

αでもXでも、もっと言うとGFXでもそうですが、瞳AFについては今や標準機能です。
昔、アナログのカメラ時代に写真撮ってと言われてカメラ操作をするメガネな私は現像すると「ピントが合ってなかった」とガッカリする言葉を割ともらったものです。
今でも昔も視度調整すれば、の話かもしれませんが、少なくても人を撮るときに失敗が減り、誰でも簡単に良いレンズで撮れる時代が来ました。その場で確認もできますからね、今は。

相手が動いていても安心です。相手が動いてしまってピンボケすることが本当に少なくなりました。ISO6400でもザラザラ感が減ってきているお陰でシャッタースピードも速くできるようになりました。
X-T3世代、α7の3世代から、こう言う面で解放されたのは非常に大きいです。

X-T30は、この基本的な5つをほぼ備えています。それでいて価格帯も10万円スタート。良いですよね。

但し、FUJIFILM の Xマウントレンズはこの4年間で買い方が難しくなりました。
 今、そして今後の私の手持ちレンズはきっとこんな構成になっていくと思います。

(単焦点)
 XF16mmF1.4 / XF27mmF2.8 / XF35mmF1.4 /  XF56mmF1.2APD 
(ズーム)
 XC15-45mm / XF18-60mm / XC50-230mm / XF100-400mm
 
これが4年間の取捨選択の結果になりますが、正直、難しいです。

例えば、XF27mmのコンパクトさで、XF30mmくらいの焦点距離でF1.4があったらなぁ・・・
例えば、XF35mmF1.4にXF35mmF2の機敏性があったらなぁ・・・ 
例えば、XF60mmがフルマクロだったらAPD手放しても良いのになぁ・・・
例えば、XF16-55mmF2.8が手ぶれ補正ついてたらなぁ・・・
例えば、XC50-230mmの軽さのままXC18-300mmくらいだったらなぁ・・・
例えば、XF100-400mmがXF200-600mmでテレ端性能もう少し良ければなぁ・・・

と言うジレンマを抱えてしまっている気がします。
だから4年経って充実してきた今からゼロスタートでレンズを選ぶなら、私はこう買います。

(単焦点
 XF14mm / XF23mmF2 / XF35mmF1.4 / XF50mm
(ズーム)
 XF16-55mm か XF16-80mm
(他社性でも良いのでアダプター介して)
 18-300mmクラスの万能レンズ、200-600mm望遠、35mmマクロレンズ

こんなところです。
 
まぁ、何にせよ、X-T30買ったら、16mmと35mmの単焦点レンズは手にした方が良いです。
シャープな絵とAF重視ならF2系の先細りタイプを、味わいのある絵が好きならオールドタイプをお勧めします。
双方持っても楽しめます。広角側はあまりボケないので16mmはF2.8で、その際には35mmはF1.4にするのが無難です。

もっとも、秋に出る16-80mm一本で終わりにするのもありです。
って事で、たくさんあって選べるのは良いけど難しくなりました(笑)

超望遠とマクロは、正直言うとAPS-Cでは限界を感じます。というより画素数に限界があるというべきですか。
昔は小さいセンサーの方が超望遠に向いていましたが、今や1億に手が届く画素なセンサーカメラの時代。
SONYのGMレンズ+α7Rシリーズの組み合わせには、どこのメーカーであっても勝てないと思います。

ただし、マクロにも実は二つの要求があって、近くのものをきめ細かく撮りたいは同じでも、知らない世界まで観てみたいなのか、ただ単にディテールがあれば良いのかで機材に対して求めるレベルが変わると思っています。
今のFUJIFILMのXシリーズに求められているのは接写してのディテール性能(ある程度の拡大倍率)のみだと思います。
観たこともない世界を表現できる機材は今のところソニーのα7Rの独断場です。そういう意味では割り切って無駄な投資をしない方が良いです。あの素晴らしいGMレンズ群に6100万画素、ピクセルシフトで2億画素の撮影には敵いません。


【で、X-T30はどうなのよ?】

長くなりました。結論からいって、X-T30については、簡単に言うと至って普通(笑)です。
チャコールシルバーの色も少し離れて観る分ではとても綺麗です。でも間近で見るとグレー部分はプラスティッキーで萎えます。

X-T3とT30で悩むような人はT3買うべきです。
このT30というカメラは割り切れる人、または予算を意識した人が買うカメラです。
予算を意識した人なら、新品範囲前提で、どのメーカーの機種より買う価値があると思います。

購入の際の注意点としては、α7m3の時もそうでしたが、充電器は別売りになりました。

最近はなんでもUSB-Cに揃ってしまったのでUSB-Cのアダプタには困らないのですが、電池をいくつも使う人持つ人は別途充電器を購入したほうが良さげです。
純正でない電池は時々変な動作を引き起こすのでやめたほうが良いかもしれませんので、そう言う電池がセットでない、ただの充電器単体なら千円ちょい程度でamazonでポチ〜の世界ですから、そんなに困りません。
ましてや、今や次の日届く時代ですし(笑)。

BCHARG

 
このX-T30は、シャッタースピードや連写性能、細いギミックに高望みしないなら値段と性能のバランスが非常によろしく、素晴らしいカメラです。
X-E3やX-T3、α7R3、α7m3を使ってきた私がスナップ中心ならこれで充分だと思えるカメラ、それがX-T30です。難しいこと抜きで、それが答えです。

これ以上を望むなら、「本体に手ぶれ補正」がつくモデルを考えて行ったほうが良いですよ。
そう言う意味では、Xシリーズとしては、これから出てくる機種になるのかな。
 あ、お手軽ズームレンズだったら手ブレ補正がレンズ側にあるし、単焦点レンズでは明るいからシャッタースピードを稼げるので、本体に手ブレ補正がなくてもそれ程困りません

・・・マクロやりたい?
まずはXF60mmかXF80mmを試してみて、またはFringer のキヤノンレンズAF対応アダプタでtamron90mmを選択したりするのが良いかも。
それでも満足できないと思うのであればSONYの α(Rシリーズ)へどうぞ。
目で見たことのない世界はとても楽しいですよ。

超望遠で鳥さんを撮りたい?
これも、もうSONYのαとSONYのFEのGMレンズの世界へどうぞ。 最後はそこに行きます。
XF100-400mmにテレコン2つで色々やりましたが、α7の方が楽。

でもですね、スナップをやるならFUJIFILMで撮って出しJPEG、後加工なし。これしかない、これが私の答えです。

で、そのスナップにX-T3やH1ほどの性能が必要か?
・・・こればっかりは人によって答えが違うと思います。私は今のところX-T30でも満足出来ます。Pro3出たら変わるかもしれませんが、今はこれで良いかな、と思います。

但しSONYのαを併用して行くなら、これは意識して欲しいかな。
そこには本体30万強+レンズ2本で50万、札束1本2本が簡単に飛んで行く世界が待っています。

【セッティングメモ】 

さて、フイルムシミュレーションやら、細かいところのメモも載せておきます。

(基礎的なメモ)
  • 1秒前から撮影する際には 電子シャッターESにプリ撮影、CHモードです。野鳥撮影には必須で、この点はXのカメラが有利。
  • フラッシュは相変わらずマナーモードのon/offに連動して機能しているので反応しない場合には注意。
  • ISO変更は前ダイヤルプッシュの動きかタッチパネルで呼び出せば良い。
  • スマフォ転送は3Mモードにしておけば自動転送で楽チン、日時セットも位置情報埋込も簡単。
  • ヒストグラム表示や水準器などの設定はほとんどONしても平気でしょう。

(フイルムシミュレーション)

下記は、私の設定です。
  1. 初めの1つ目は標準で、ノイズリダクション(NR)だけ マイナス1したもの
  2. 青めでエアリー系を撮るための設定、撮る際にはオーバー露出が前提
  3. 私のオリジナル情景である「劇画ベルビア」設定、影を塗りつぶす濃いベルビア
  4. 人や花を撮るときに大活躍する ASTIA COL+1
  5. 彩度を若干落とし気味の ProNega Hi
  6. 青若干入れた、ACROSのRフィルターなモノクロ。今回からギャラクシーブラック命名
  7. ここはテンポラリ用として自由にいじってその時どきで変更する域
初めの1つ目を標準にしておくことでダブルクリックで戻せるようにしていて、カスタム選択の設定ボタンはリアダイヤルのFn設定はカスタム選択一択です。

<NORMAL>
NORMAL
基本設定となります。2回クリックでこれに変更できるため、1番上にセットしています(NRを常にマイナス1にしたいところがポイント)。

<AIRLY CHROME>
AIRLYCHROME
最近だと水色を強くして3D立体配置を意識して撮るのが必須です。撮る際には必ず露出もオーバーする意識も必要です。水色を弱めにしたい人はノーマルにエテルナ変更にするだけの方が楽ちんです。

<劇画ベルビア>
GEKIGA-VELVIA
影を黒で塗りつぶしていく、私独特の色表現です。いろんなシーンでの「ゴチャゴチャ感」を消してくれますが絵を選びます。今回の絵は向いていない方ですね。

<ASTIA カラー+1>
ASTIA-COL1
晴天で人や花を撮る際にベースとしている万能な設定ですが、対象によって露出で色味の調整が必須です

<ProNega Hi ベースセッティング>
PRONEGA-HI
SONYの色に近くなるような設定かな、って勝手に思ってるこの設定、わずかにシャープを効かせているのがポイントで、曇天の日中での街中スナップ向けです。

<ギャラクシーブラック>
ACROSS-R-B
今回から名称をギャラクシーブラックとしてみました。
ACROSで粒子状を若干載せて、かつRフィルターなのでコントラストが強めに出るイメージで青空は濃くなります。空を突き抜けて星空のような粒子を出し、青のシフトを4〜5くらい与えて静寂さを醸し出す、そんなところから「ギャラクシーブラック」と命名してみました。

 → モノクロの YeやRなどのうんちくは「こちら」の過去の記事で。

 * * *

Fn設定については、撮影速度重視の『10秒世界フロー』(PENTAX-Q : Q骨頂時代からの私の撮り方)で撮るスタイルですので、AF-LやAE-Lはあんまり使わないので親指ボタンAFなどへ変更です。


<Fnメニューの状態>
FnSetting

AE-Lに親指AF設定、AF-Lにホワイトバランスを設定しています。
AF-Lの位置だと手が大きいので親指AFがきついです。
タッチのFn設定を使う際には、先にタッチパネル設定でFnタッチを有効にしておく必要があります。

<Qメニュー>
QMENU

これは、まだまだ調整の余地ありですね。マナーモードをオンにするとフラッシュ調整のアイコンがグレーアウトするので2つを横に並べると視認性がアップし使い勝手が良くなると思います。
タイマーを混ぜたりそうしなかったり、まだまだ悩んでいます。
全体的に絵の具合を調整できる項目がX-T10に比べてかなり増えましたので、どれを残してどうならべるかは今でも悩んでいます。 

とりあえず、まぁ、今はこんなところですかね。
アフィブログにはみられない発言も一部で書いちゃっていますが、それ込みで良いカメラであります。
αを考えている人なら、後のレンズ切り替えを考慮してα6400とかにした方がいいと思いますけど、小さくて軽い、撮って出しで満足したいと思う人のエントリーまたはサブ機としては最高ですな。