こんにちわ

さて、まだまだ試写が足りていない感が強いのですが、α7RIIIと色々使い勝手が違うなぁ、と言うこともわかってきました。

改めてこのα7RIVというカメラは下記の特徴を持つカメラでして、万人受けする機種ではないことも添えておきます。
  • 61MPの圧倒的なピクセル、APS-CでX-T3同等の26MPのクロップ
  • 動物対応の瞳AFと秒10コマの連写
  • 但しJPEG伴う保存は遅いし最高解像度で連写すれば記録完了まで結構かかる、60枚程度でバッファMAX. 
  • 旧型番と比べてメニューや操作性の一部改善
  • グリップのしやすさを変更
ピクセル解像度が増え、今まで以上にブレやすい写真になりそうな性格から言って、静物中心に向いているカメラという事を前もって認識しておく必要があります。

→  細かいところは、前の記事、こちらから参照してください。


α7RIV (ILCE-7RM4)のカスタム設定例 10/05 初版

と、言うことで、手に入れてから数週間、まずはα7R4の最初の設定として、私なりにカスタマイズした設定を公開します。
ファンクションメニューはまだ悩んでいますのでそれ以外のところをアップしていきます。

■ VIEWボタンの設定

view_finder


view_moniter

このDISPボタンを押した時の画面遷移、こんな感じで間引いてみました。
今回、水準器は敢えて外してみました。

■ AF トラッキング、特にタッチパッドの設定

touch-trackingset

setup3

touchoad1


タッチした時の指定、これは絶対位置、私はこれにしています。
これで背面液晶でトラッキングさせたい対象をダイレクトに指定するのです。

tracking

すると、Finder(EVF)を覗いていても、ピントを合わせたい奴に素早く背面液晶をなぞってセットできます。
対象を一度掴めば、あとはカメラが動いていても大丈夫。選んだ対象をロックしてくれます。

これ、むちゃくちゃ便利。

ちなみに、AF-Aの拡張フレキシブルSあたりがしっくりします。
通常はワイドにして、瞳AF、対象を確実に追いかけるときにはフレキシブルスポットにしてタッチで狙いたいところを指示、つまりタッチトラッキングさせれば相手が動いても、自分が動いてもピントはその被写体をずっと捕まえてくれる、このリアルタイムトラッキングの凄さを知ってしまうと、前の機種のロックオンはなんだったのか、今までのピント操作は何だったのか、と、使い方が一変してしまいます。

これが、α7R3には無い最大の利点だと思います。もっとも、望遠気味のレンズだと、動いているものを捕まえるのに、そもそもフレームアウトさせない努力がいるのは同じです。


■ カスタムボタン

親指AFのためのAF-ON設定や、ドライブモードやDISPなんかのボタンの設定は初期設定のまま変更せずに微妙に変更をかけていきます。
また、過去の経験からコントロールホイールには「何も設定しない」を基本的にはセットすることに決めています。
これはふとしたことで触って変更されてしまうイライラへの対処です。
かなり重要ですよ、これ。絶対にオススメです。

custom-1

今回のα7RIV、書くのが面倒なのでこの後からは “a7R4” としていきますが、新しく「押す間マイダイヤル」ってのがカスタム設定できるようになったのが「最高の」改善点です。

α7RIIIでコントロールホイールにISOを当てたときに、ふとしたことでダイヤルを触ってしまうと数値が変化してしまい、イライラしていました。
a7R4では、ボタンを押しながらコントロールホイールを廻す操作をするときだけ、数値の変更が有効になるような設定をすることができます。
コレが.押す間マイダイヤルです、
冒頭のイライラ誤動作を「消せる」ようになりました。
そして、結果的にはボタンが増えたことになります。

MyDial

これがあるだけで、全然違います。
まぁ、そのほかに、ホワイトバランスの温度調整や露出など色に関わるような切り替えなんかもセットできますので、お好みに合わせて「ボタン」の増やし方を変えられます。
このため、今までファンクションメニューに割り当てていたクリエイティブスタイルなんかをどうするのが良いのか、いまだに悩んでいます。

でも、これはものすごくいい!

私は、左上のC4ボタンを押しながらコントロールホイールを触るとISOなどを変えることができるようにしています。


さて、a7R4は61MPもの高解像度撮影ができるようになりましたが、そのためにピント合わせは気を使うようになります。
そこでピント拡大と下記のピーキング設定は、ピント面をかなりシビアに見るようするために重要なセッティングです。
ですので、ピント拡大とピーキングのon/offは近い場所に配置しています。

この設定は、特に後で設定する上面のカスタムボタンへのAF/MFスイッチとの併用をしてマニュアルフォーカスを併用するときにかなり活きてきます。
リアルタイムトラッキングと、MFに切り替えてのリング微調整の併用は、本当に便利です。

custom-2

背面側はこうなりました。α7RIIIの頃と比べて若干かわってきています。

フォーカスエリアの切り替えはAFトラッキングを多用する際に結構重要な意味を持ってきますのでわかりやすくジョイスティックを押して切り替えるようにしました。

瞳や顔を検出していきたいときにはワイドやゾーン、狙ったものを追っかけたいときには拡張フレキシブルスポット、というような使い方になっています。

ズームは高解像度をさらに引っ張ってくるイメージですし、単焦点レンズや狭い範囲のF2.8のGMズームレンズの焦点距離をずらしたりする形で活用するために使用しています。

もっとも2倍以上はあまり使いませんがね・・・。

custom-3

今回のa7R4では、上部の2つのボタンをこうしてみました。
右ボタン側でAF/MFのスイッチ。左ボタン側でAEL調整です。EVFがとても見やすくなったので明るさにも今まで以上に配慮するようにしています。

custom-4

レンズのボタンは、私は押している間にフォーカスを留めるのではなく「押したら中央でピント合わせ」を設定しています。
これ、α7RIIIの頃から決めていて本でも紹介している「ど真ん中一発フォーカス」と呼んでいます。
超望遠の野鳥の止まりもの撮影なんかで重宝しますよ!
設定には、Fn長押しで予めど真ん中を覚えさせる必要と、そもそもフォーカスエリア登録機能を先に有効にしておく必要があります。

と、まぁ、今の段階での設定は、こんなところですかね・・・。
もう少ししたら野鳥の時期になってきますので、また調整し、その結果で変わるかもしれません。

ちなみにオフィシャル情報はこちらを参考に・・・

      →  詳しいスペック確認にはこちら

本日のところは、こんなところまで。

あ、そうそう、他のメニューについては、一旦動画化しておきましたので、ご興味あれば。
まだ、マイメニューも研究中ですから、かなり適当です。