長いことカメラから離れていました。
 
本業がテレワーク体制に変更となっているのも大きいのですが、この世の中の情勢もあり人と会う場所・機会を極端に減らしたことも大きいです。

この間でX-Pro3もα7R4も全く触っていなかったか?
と言われると、お庭の花などの撮影はしていたものの、お出かけをしていない関係でかなり触らなかったのが事実です。

正直、X-Pro3の導入は早まったかな、と思う次第です。今はX-T30だけで十分。
・・・もっというと家で花(マクロ)しかとらないならα7R4の出番ばかりになっているのでX-T30すら要らない状態。

あー。
 
ここまで世の中からイジメられる状態になるとは思っていませんでした。
なにせ、『写す』ために病気を「うつされないよう」にするってのが不可能に近いです。

テレワークにはなりましたが、病気をもらわないよう、逆にうつされないように自身の行動を制限、可能性のあるところに出向くのを極力減らせという指示が出ている状態でもあります。

下手に遊びに行けません。家の周りを歩くだけでも、おっかなびっくり。

これじゃ、お出かけスナップができないよ
 >>できないと、アップする写真撮れないよ
  >>撮れないと記事も書きようがないよ、

とハマっている感じです(笑)。

ちょっとふてくされていた感じもありましたが、ゆっくりなペースで再開をしていければと考えています。

さて、本題に入りたいと思います。

うちのblogに検索でヒットしている方は、たいていα7RIVかX-Pro3/X-T30系列の「どちらを選ぶべきか」で来られているような気がします。

今までFUJIFILM X-T2桁のカメラを使っていて、次に本腰を入れてちゃんとしたカメラを買おうかな?
って思っている人や、SONY α7系のカメラを使っているけどFUJIFILMの色が気になるので悩むな、っていう人がウチを見にきてくれているような気がしています。

 前にも書いた気もするのですが、このコロナ禍での意味も含めて書いてみようと思います。

選択する基準を2つに分けて考えていきます。

(1)「色に対する時間をかけない派」
(2)「画角を切取し自分の好きにしたい派」

この2つでいきたいと思います。この時「予算」を度外視してお話をしたいと思います。

(1)「色に対する時間をかけない派」へのオススメはX-T4またはX-T30です。
(2)「画角を切取し自分の好きにしたい派」へのオススメはα7RIVです。

【XーT4をオススメする理由】
  • クラシックネガを代表とする「色づくり」が絶妙で す。メーカー任せの色もさることながら、少しホワイトバランスに気を使うだけで自分の気に入る絵が簡単に手に入ります(どちらかというとCMYKで印刷する人向け)。
  • 本体の機能に対する完成度が高いです。可変稼働ができる背面液晶、キビキビ動く軽快さ、PASMダイヤルとは違う独立した調整ダイヤル群、ビデオを撮る際にも普通には困らない程度の性能と写真のような色表現が可能なので、どれもが「楽しい」に繋がります。
この時、レンズ選びはXF35mmF1.4とXF16-80mmを常用するだけで日常のスナップに必要な画角や明るさを得られ、大抵の満足ができます。
他にも単焦点のレンズを選ぶ楽しみが後から加わります。

個人的に苦手だろうな、と思うところをあえて言えば、「動きものの野鳥」「天の川と景色を同時に欲張る夜景」「動き回る子猫」です。
XF100-400mmではスピード足らない、距離が足らない、足りても画素が足りない、だから動く野鳥は不向き。XF8-16mmのレンズは高い割に「すごく良い」訳ではないので夜の超広角に不向き。
今のところ猫AFがないし、20mm付近の室内で高速に撮れる環境が構築しにくい、というのが動き回る子猫を撮りにくい点です。もっとも暴れていなければXF16mmF1.4やXF23mmF2でいけるのでその辺は如何様にもできるかもしれません。

【α7R4をオススメする理由】
  • 高解像度のセンサーがマクロレンズを含めレンズの価値を引き上げる
  • 究極の自動撮り、AF性能が良い(人猫ダブル瞳AFや使いやすいAFの選択肢)
  • 広角から超望遠まで幅広く使える最高峰なレンズが揃う 
  • 映像の色規格に沿った色飛びが少ない記録が可能
特に最近発表され、もうすぐ発売となる「FE 12-24mm F2.8 GM」は素晴らしいレンズの予感です。
また、FE 16-35mm F2.8 GM  や FE 100-400mm F4.5-5.6 GM、FE 200-600mm F5.6-6.3 Gの3本は非常に素晴らしいレンズです。
これらで野鳥も夏の夜空も満喫できます。
超解像度があるおかげで、小さくしか撮れなかった野鳥も拡大できますし、動きものは動く範囲を予想して広角的に狙うことだってできます。撮った後に解像度に任せてトリミングすればAPS-Cでは撮れない瞬間も狙いやすいです。

こちらのデメリットをいうとしたら、「ピントのシビアさ」と「あっさりした彩度が低めの絵」でしょう。 もちろん色の調整はできますが、手馴れてこないとFUJIFILMのような万人ウケする写真のような絵作りにならず、印刷するとがっかりする絵が作られやすいです。
しかしながら、逆に映像規格に向けた色の表現はピカいちで、CMYKとは違ってRGBでの映像制作には非常に美しい色使いが可能です。

ajisai-sonomama

α7R4を使うにあたって、一番難しいのは、たぶん、ピントのシビアさです。
一定レベルのAFでピントは満足できると思うのですが、ことマクロのようなmm単位のピントはものすごく気を使う事になります。
それこそシャッターを押し切る瞬間の手の揺れ具合まで。

ajisai-kakudai

撮れたと思って拡大するとピント位置が違うところに引っ張られている、そんなmm単位の誤差が気になってくることがあります。
もちろん、2400万画素レベルまで「縮小」してしまえば気になりません。

後工程を惜しまない「作品」を作るにはSONYのα、手軽にアットホームな写真を得るならFUFIJILMのXっていう感じじゃないでしょうか。
X-T4もα7R4もだいたい同じくらいの大きさと重さになった今、カメラをどう使うかどう活かしたいかで決める時代になったのではないかと思います。

sonomama1
#このようなお庭スナップはX-T30でもできます。が、しかし・・・

kakudai1
#ここまで拡大して見られるという利点は他にないアドバンテージです

今まで見ることができない世界は40万コースのα7R4に間違いなく存在していて、投資ができる人はα7R4+広角のGMレンズ体制にした方が幸せだと思います。

例えば上記の写真ですが、鉢の全体が見える方の写真は拡大すると下の生毛が見える処まで見ることが出来ますが、下の生毛写真は『毛の先に球状のモノがある』処まで見えてきます。
コレがα7R4の底力です。何せこの2枚とも同じ写真1枚から得られるのです。もっと言うと、この位までのトリミングまで。
FullSizeRender
こうなってくるとレンズ画角の概念は、良い意味でぶっ壊れるわけです(笑)。

でも、普段使いのスナップにここまで要らないでしょう、と言い切れるならFUJIFILMのXでいいんじゃないかと思います。
お出かけができない今だからこそ、手元の写真をマクロで捕らえる楽しみは大きくあります。
給付金で余力ができた今だからこそ、投資できるチャンスでもあります。
でも、それが他の人と共有できるかというと、同じ興味を抱く人にしか共感してもらえないと思います。

まぁ、私個人としては、X-T30とX-Pro3とα7R4の3つが手元にある今、ボディに関しては当面、少なくても1〜2年は個人購入を控え静観かな、という状況です。

正直、PENTAX-Q並みに小さくて2000万画素あって、FUJIFILMのXのフイルムシミュレーションが使えて、SONYのように痒いところに手が届くレンズシステムがあったら、それが一番欲しいのですが、今は無いかな・・・。
久しぶりにオブジェと化したPENTAX Q-S1と08ZOOMの組み合わせを手に持つと、この小ささのこの広角は最高の武器だよな、と思う次第。
まぁ、今時1200万画素でISO1000程度までしか活きないカメラじゃ広角も撮れるiPhoneで充分なので永遠のオブジェでしょうけどね・・・。

でも、α6000番台がその活躍シーンでの位置付けに近いので、そのシリーズがSONYの色使いではなく、FUJIFILM的な家庭向けの色使いに化けてきたら、カメラ界のダークホース的かな。

・・・実は怖い。今後のFUJIFILMのライバルはそこかもしれない。
 それには、iPhoneで慣れた人たちが使いやすいUIを提供し、古い世代の液晶画面操作のカメラインターフェースを変えていかないとダメかもしれません。

マクロを撮る際、EVFをのぞいて撮るより液晶を押し続けて勝手に画面で拡大してピント調整できたらどんなに楽なことか。
野鳥を撮る際、三脚固定した際に微妙に動いている小鳥に赤丸マーキングして勝手に撮る選択肢を提示してくれたらどんなに楽なことか。

手持ち撮影のカワセミ撮影の際、飛び込んだり2匹いる瞬間はビデオで、一度飛び込んだ瞬間を記憶して次に似たシーンでカメラが勝手に絶妙なタイミングで連写へと切り替えて保存されてたらどんなに嬉しいことか。

まだまだ、カメラは「人の動作」に寄り添っていない気がします。
それがいいのかもしれませんけどね。
iPhoneに負けっぱなしになるのも悔しいじゃないですか。

コロナ禍が落ち着いて、お出かけができるまでがチャンスだったりするんじゃないかな、て思います。
カメラの次世代を作るために。

 #追記 2020/07/29
    なんと、、ソニーの方が先にインターフェースの改善をしてきましたね。
    FUJIFILM はどう出るか、楽しみです。
    既に下位モデルでやってるのを上位にうまく融合できるのか?見ものです。