こんにちわ

今日はここ最近で頭の中をぐるぐるっと渦巻いている、あることに焦点をあてて書きたいと思います。

それは・・・
「なんで、FUJIFILMのXマウントのカメラが好きなんだろう!?」

ってことです。

今までX-T10から始まり、X-T2にダイブし、その後いっときはX-T3になってX-Pro3やX-T30へと至ったわけですが、結局これがあるからいいんだ、っていう結論は全部で5つ。
いくつかは全てのモデルに搭載しているわけではないのですが、総合してX-T4という今現在最高のモデルをベースにして話していきます。

SONYのα7R4といったフルサイズの一つの最高峰のカメラを持ちつつも、なぜ APS-CのFUJIFILM Xシリーズに惹かれてしまうのか。それを紐解きたいと思います。
好きすぎて、付け足し付け足ししてたら長文になってしまいました(笑)
でも、こう言うことができるのがblog、文字の良いところです。だらだらと気楽に書ける(笑)から、空いた時間ができた時に都度都度書ける。
動画だと尺をまとめるために、いちから見直ししないといけなくなるんですよね。

 * * *

さて、私の独断と偏見による、FUJIFILM X シリーズを愛すべきポイント5つです。
    1. トップフェースのダイヤル操作を中心としたアクセスの良さ
    2. SD周り、写真に関するワークフローが軽快
    3. 撮り続けたくなる単焦点レンズがいくつもある
    4. プリ撮影ESが地味に助かる
    5. 2分割可能な画面表示


《1》トップフェースのダイヤル操作を中心としたアクセスの良さ

これですが、人によっては大きくデメリットかもしれません。一般的なカメラの操作である「PASM」というモードダイヤルを使っていないことを指しています。
レンズの根本にある絞りダイヤルやスイッチが「A」の位置なら絞りはオート。上部にあるシャッタースピードダイヤルが「A」の位置なら、速度はオート。同、ISOダイヤル(T2桁にはありません)。 

DialFeel


この「今から絞りモードにするぞ、スピードモードにするぞ」というするぞするぞの精神のPASM呪縛から放たれる心地よさ。

簡単に言えば、全てがマニュアルモードです。触りたくないところをオートにする、という発想です。

具体的には、左手でレンズを支えながら絞りを決めます。レンズを持つ手による操作なのでレンズは左手という触り方です。絞りというかボケ具合は感覚的なものなので右脳で考えられます。

シャッタースピードは撮る前に決めるものなのでまず初めにISOとスピードの関係を決めます。ISOはできるだけ落としたいのですが、野鳥撮影などでは1/2,000sが欲しいところです。


そうなると、クソ高い望遠は買えないので自ずとISOは3,200以上からスタートで、 曇りだとISO4,000超、大抵は朝に暗い場所を狙ってるのでISO6,400オーバーか、速度を落とさねばなりません。後は周りの明るさ具合か、太陽の昇り次第で段階的に数値を変えていく感じになります。

ISOはオートでも良いと考えればX-T2桁のISOダイヤルのない型番でも運用には影響が少ないです。

こういった一連の流れは撮る前にほぼ決まってくるので、電源を入れなくても操作ができるダイヤルの存在、こういうところが非常に嬉しく重要です。液晶が立ち上がるのを待たずとも、そして画面を見なくてもすぐにセットできます。

また、その時に露出も確認してゼロにしておいてしまうので、良く言われる露出ダイヤルがカバンの中で勝手動くとかどうでも良く、常にゼロ補正対象ですので動いていたとしても関係ありません。

この「どう撮るか?」の流れに、一定の「定石」を持った動きに沿った動きができるインタフェース、決めたい数値を決めたい分だけダイヤルを回し余計なことをしなくて済む操作ができる、これがXシリーズの一番の良さです。 


《2》SD記録周り、スチル写真撮影に関するワークフローが軽快

次に揚げるのは、SD記録周りとしてみました。

ちょっとわかりにくいかもしれません。

これは、単にいうと「撮って出しJPEG」ベースの考え方、時短の考え方と非常に相性の良いワークフローが確立できるところです。
UHS-IIで高速に書き出せるJPEG、色はRAWを触らずに好みのものを出しやすいフイルムシミュレーションを持ち、かつホワイトバランスのその場での調整加工との相性の良さを持ちます。モノクロなんかは色調整やグレインエフェクトとの組み合わせで最高の絵が出せます。


出てくる記録サイズも程よく、撮ってそのまま使えて人に渡せる写真が多く記録できます。
後からPCなどを触らない、っていう流れが他の時間を奪わず、バンバン撮れて嬉しいのです。1,000枚のカメラRAWを待つ時間、気に入ったものを選んでさらに追い込む時間、そういう時間を他のことを楽しむ時間に割り振ることができます。 

もちろんスマフォへの自動転送もあり、一度セットアップしてしまえば撮った写真が勝手に転送されるのも嬉しいところです。iPhoneだと、その後 airdropが出来るので例えば車で移動している間に転送が終わってたりすると、直ぐに使いたい時に重宝します。

まぁ、連写した後は、少し量が多くて、ここはAIで綺麗に撮れたやつだけに絞ってくれると、なお嬉しい処です。

が、まだ、そこまではまだ無理かな。


《3》撮り続けたくなる単焦点レンズがいくつもある

恐ろしいのは、これですね。
個性豊かな単焦点レンズが多くあります。私はいろんなレンズを使ってみましたが、このblogでご紹介していないのも含めて、愉しめるレンズがたくさんありました。

  • XF35mmF1.4は、誰もが買うべきレンズです。
  • XF35mmF2.0は、軽快さでクッキリする写真が好きな人は持った方が良いレンズです。
  • XF23mmF1.4は、準広角が好きな人なら広い画角に繊細さが混じるので楽しいレンズです。
  • XF16mmF1.4は、広角が好きな人は接写した時のボケと合わせて気に入ってもらえるレンズです。
  • XF27mmF2.8はコンパクトな割に写りもいいのでスナップに使いやすいレンズなのですが、絞り環が無いのが残念。それが有れば持ち続けたいレンズTop3入りです。
  • XF50mmF2.0は、安いながらもクッキリかつボケも綺麗なので安定した写りが手に入ります。
  • XF56mm1.2APDは、買ったら手放したくなくなるレンズでポートレートで大活躍です。ただ今後は50mmF1.0にとって代わられるかもしれません。
  • XF60mmF2.4は、ハーフマクロレンズです。マクロレンズとして考えると少し残念ではありますが、普段遣いで考えていくとその綺麗なボケに感動します。
  • XF90mmF2.0は、望遠画角でポートレートを撮る人にはまずもってお勧めする買うべきレンズの第2候補です。
このように、ちょっと思い出そうとするだけで非常に多くのレンズでニヤニヤできる特徴を持つのがFUJIFILM X シリーズの単焦点です。そして、フルサイズのレンズと違って、それほど高値ではありません。もちろん、欲しいレンズを全部手に入れていけば相当な額になりますけど、SONYのα7R4で安心して使えるGMシリーズの値段と比較すれば、その安さが一目瞭然です。
カメラを持って撮る前からニマニマできる単焦点レンズがたくさんある、これは趣味のカメラに大切なことです。 やり直しや「あぁ、あの時にあぁだったら」を減らすことができます。

また、楽しいレンズだと、これ、撮る画角が違ったんじゃないの?っていう後から悩む時間も飛びます。

このレンズで撮ったこの範囲の絵だからいいんだ、という自己満足を助長してくれるのです。 


《4》プリ撮影ESが地味に助かる

使っている人は、そんなに居ないのかもしれません。ですが、地味にCH連写モードかつ電子シャッターであるESモードでのみ利用できる約1秒弱のプリ撮影機能は役に立ちます。

この機能、半押ししていれさえすればシャッターボタンを押す直前の写真が手に入るわけです。

プリ撮影ES
(電子シャッターかつCH連写時だけで利用可能)

特に野鳥撮影と人物撮影て威力を発揮します。野鳥は言わずもがな、撮りたいと思った瞬間に居なくなる嫌ぁ〜な対象です。ほんの0.5秒間前のピントが合ってたときに押してれば、あぁ、というようなことが非常に多くあります。

そして人物。ベストを撮ろうと思ったら目がつむっていた・・・なんてことありませんか。

もちろん、何枚も撮っておくのですが、意外にも撮るちょっと手前の絵にいい写真があったりするもんです。
カメラに使う時間が限られている時、心の支えになってくれるのがこのプリ撮影ES機能です。

願わくば、どんな連写時にでも1秒と言わず5秒位まで使えたら、そして押してボタンを離した後も記録されていたら、とも思います。 


え?動画から切り出しすれば良いって?

イヤイヤ、動画は1/60s、滑らかさを重視しているので動いている対象はブレまくりです。

かつ4Kでも800万画素で記録されます。

だから切り出しなんてまともにスチルとして使えるわけがない。カワセミなんて切り出したら被写体ブレの画素足りなくてボケボケですよ!?せめて8K720pレベルの高画素でハイスピード記録が出来る時代が来るまで無理ですよ。


《5》2分割可能な画面表示

これ、判りにくいかもしれませんが、どのメーカーでも実現していないFUJIFILMオリジナルの機能なんじゃないかな?と思います。他のメーカーでもあるならゴメンなさい、触ったことないので分かりません。

体験している人は直ぐに理解できると思うのですが、知らない人のためにこの機能をご説明すると、液晶画面に大小の二つの『箱』を設け、一方に通常の撮影画面、もう一方にピントが合った一部〜他のカメラならばピント面の拡大を画面いっぱいにするやつ〜を表示するものです。
こんな小さな液晶やEVF画面で、2つに割った画面にしてどうする、という声も聞こえてきそうですが、いやいや、コレが便利。

特に超望遠300mm超えやマクロ撮影のときに照準器要らずになりますし、もっというと、今ある全体の環境の「どこにピントを合わせていくのか」と追い込む時に、この全体と部分を同時にみられる素晴らしい機能はとても把握しやすく便利です。


XNO−2画面
(左が2分割、右が通常、上の絵はイメージ図)

他のメーカーのカメラで良くある、ボタンを押すと拡大、また戻して全体。そんな煩わしいボタン操作の時間を使わなくていいんです。
もちろん、私が声を荒げた?のを聞いてもらえたのかどうかは定かではありませんが画面の大小のひっくり返しも可能です。
無茶便利ですよ、これ。
 SONYのα7シリーズを使っていても、この機能だけは存在しないので、あぁ、これ欲しいなあ、と思いだすFUJIFILMのXシリーズ(ただし1桁型番のみで可能な)のメリットです。 
ちなみに、X-ProシリーズにもOVFとEVFを重ねる機能が有りますが個人的には似て非なるものと考えます。あちらは画面の上に画面を重ねるピクチャインピクチャなので撮影像が欠けてしまいます。こちらは画面分割のため欠ける部分が有りません。

 * * *

と、5つですが、以上、これが私の愛すべき5つのポイントです。

・・・そうですね、全体的には「時短」につながる機能が魅力を感じます。

そして浮いた時間でニマニマっと鑑賞できる、そんな感じでしょうか。

だから、「その時その時」を意識している人ほど、FUJIFILMのXマウントなカメラとは相性が良いと思います。撮る時間は短く、後で共有や人との時間で愉しめる写真が多く撮れると思います。
顕示欲のために加工に費やす楽しみ方もあるでしょう。でも、そういうのはSONYやCanonのカメラが得意とすることで、もっというと編集環境がとても大切です。

これからの時代は、特に10bitの色域、HDR動画の世界が中心になっていくと思われます。
JPEG中心の文化は気がつくと過去のものとなるんじゃないかと思います。

今大人になっている人は、8bitでも問題ないかと思います。若者は8bitの色じゃ満足しなくなるでしょう。私たちの世代でも、ファミコンの荒いドットより、PlayStation5並の環境が良いと誰しもが思うでしょう?同じことです。上を見てしまうとダメになる。
その上の時代がもうすぐ蔓延します。

そんな時代になったとしても、APS-CのFUJIFILMのカメラが手元にあって愉しめていたらイイなぁ、と思っています。
まだまだカメラの機能は人をサポートしていないと思います。
例えば、黄金比で撮るための構図サポートが無いですよね。そこそこ合わせてあったら勝手に位置調整しておいてくれる機能も良いですよね。よく見る、あるblogさんところに書かれていましたが勝手に水平調整してくれる機能なんかPentaxだけでなくて、どのカメラにも欲しいところです。

動画を撮る際に、このカラーで攻めたいと思っても事前にLUTを当ててみる環境が無いですよね。スマフォと連動して色んなところにあるLUTや自作のものを簡単に当てることができたら嬉しいです。

そうすると2画面は「別モニタ」が必要です。オリジナルと、LUTを当てた後のやつを比較したくなります。単純なところで、例えばEVFはBT.2020で見られて、BT.709は背面で、とかいう環境からのスタートでも良いのかもしれません。あ、CPUパワーとXperia1に使われたマスターモニター並みのHDR液晶で片方にSDR、片方にHDRと比較表示できたら最高かも。一眼にも16:9並みの横長液晶ありかもね!?

また、フォーカスフォローとしてダイヤルで簡単にレンズのズームが回せるべきかもしれません。横に回すよりに回したいのです。でも、その機能は別売りで一般的じゃないですよね。


それ以外にも、動画なら様々なNDフィルターを選ばなければなりません。マットボックスで調整したり、レンズ直付けのNDフィルターをレンズの直径に合わせていくつも買い揃えるのは面倒です。

もちろん、本音を言うとレンズの取り替えも、面倒。
本体に手ぶれ補正機能を搭載するよりも、ジャイロデータを埋め込んでPC側で調整する方が綺麗かもしれません。だったら、後から手ぶれ補正をかけられるON/OFFにすれば軽い本体が実現できるかもしれません。
ストロボだって、1色なのは物足りない。カラーでストロボあれば適材適所に肌の色を調整できます。

ものの数分考え思いつくだけで、こんなに歩み寄って欲しいことがあります。
カメラはまだまだ途上です。

後10年は育っていく過程を愉しめそうです。