こんにちわ

一眼カメラの敵、いや、今後はすべての敵になるかもしれない iPhone という存在。
ついにここまで来てしまいました。

今日は、実は α7sIIIの画面を少し撮ってきたので、それをお話ししようと思っていましたが、このiPhone12Proの話が来ちゃったのでそれは明日にして、この恐ろしい携帯端末のお話をしたいと思います。 

iPhone12Pro_has_DSLR_OVER_SPEC

まず特筆すべきは、再生閲覧環境。

HDR800相当・・・最大では1,200ニトですので、もうほぼHDR1,000なディスプレイを持ち、広色域(P3)対応、ドットピッチは460ppi付近となってしまいました。
このディスプレイを超える環境を10万円程度で入手できる日は当面やってこないのではないでしょうか。
 
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次に、カメラ。静止画の観点で考えた場合、Proモデルで 13mm〜65mmまでの範囲を綺麗に写すことのできる3眼+暗視を補助できる3次元LiDARスキャナの組み合わせ。

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レンズ構成も、この薄さに恐ろしいほど詰め込んできています。

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1,200万画素ではあるものの、センサーシフト式手ぶれ補正まで搭載で、この軽さにここまで納めてきたのは驚異的です。

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ビデオ性能にしても恐ろしいです。次世代HDR基準とも言えるドルビービジョン(HDR)を 「10bitで撮影・記録」し、iPhone上で編集でき、そしてグレーディングまでこなして再生・閲覧できる環境を備えております。
4K60pまでですが、1080なら4K120pが可能です。

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暗所に強くて、65mmまで自在にズーミングできて、もちろん、他のApple製品、例えばiPad ProやiMacに無線で簡単に共有できます。5Gネットワークにも対応していますから、それこそ報道の現場にも即時性という意味では力になるかと思います。

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つまり、40万円もの大金を出して SONY α7sIIIを購入し、マスターモニターを100万ほどで購入し、MacやPCのi7CPU以上の編集機材を買わなくてもイイんです。

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ある程度割り切れるなら、このiPhone12Proで次世代のHDRビデオ編集環境が揃ってしまうわけで、これは一大事です。それが「簡単に持ち歩ける」のですから!

それは夜の世界での撮影時に、ものすごく重宝します。
ふと出歩いているときに一眼カメラなんて持っていないですし、もっというとお酒飲んだりするときに高価なカメラを持ち歩いているなんてありえない。

でも、常に携帯する電話なら、その場で飲み友達と写真を撮ったりができたりします。
帰りがけに綺麗な夜景を撮ったりもできます。 

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もちろん、今回のiPhone12では「USB-C」にはなりませんでした。指紋認証もつかなかったこともあり、「カメラなんて強化されても」という人が多いかもしれません。
しかしながら、この進化は恐ろしいのです。日本のメーカーでこれを代替できる「一眼・コンデジ」は皆無です。

唯一、Xpreia 1IIか5IIがそれに近いかな?程度です。

iPhone12-M01

ここまでの性能を携帯電話に実現されてしまった場合、一眼カメラに求めたい性能はなんでしょうか?

  • 普通のポートレート(操作面やネット親和性でiPhone優位)
  • 広角でHDRな撮影(ソフトウエアの高速処理でiPhone優位)
  • ジンバルやドローンでの動画撮影(軽量&無線面でiPhone優位)
  • HDRで10bitな映像(再生環境が同時に安価に揃う点でiPhone優位)
  • 超望遠の世界(一眼優位)
  • 超マクロな世界(一眼優位)
  • 4K240pレベル(8K120pレベル)が可能なビデオ性能(まだ余地がある)
  • 何時間でも続けて撮影できる機能(CFExpressで数TBとか、外部記憶できる分、まだ余地がある)
  • 圧倒的な暗所性能(まだギリギリ余地がある)
  • 360度撮影(まだ特殊用途カメラが優位)
  • 泥だらけサイクル、水中撮影(まだGoProや一眼&ハウジングが優位)
  • 昆虫撮影などの手法にあるフォーカスずらし撮影&合成(まだマニュアル系カメラ優位)
  • 星空撮影はちょっとした事なら既にiPhoneが肩を並んだ感じ、ギリ一眼でな感じ?
正直、こんな状況です。
 
もうコンデジは完全に終わった感じです。
普通の一眼も特殊的な用途がなければ、完全に趣味世界突入ですね。それはいわば、MP3デジタル音楽プレーヤとレコード盤の世界のようなものです。

もう、どうしちゃいますかね。今後のカメラ業界。

少なくても、α7RIVのような高解像度モンスターと、α7sIIIのような安心感のある動画機については、もう数年の余地がありそうです。
α7sIII買うより、iPhone12Pro Maxの方が一般的には良さそうです。
でも、今は、4K120pや好きなレンズやアクセサリが使える分、α7sIIIの方がメリット高いです。

一眼での動画カメラは、4KでHDR、音声は2ch以上制御、長時間バッテリと記録への対応、ドローンやジンバルを考慮したできるだけ「軽量」、この辺がキーとなってきそうです。

日本のカメラメーカーは追いつけるのかな?
JPEG環境に長く居すぎたせいで、やばくないですか?

iPhone12-008
(ついにスマフォでRAWデータ。演算結果付)
 
来年には ApplePro RAWという AI算出結果もおまけでついてる進化したRAWファイルの提供までされちゃいますよ。
正直、JPEG撮って出し大好きな私でも、ただ撮るだけで極端な明暗のHDR深度情報を持ってたり3眼のフォーカス調整情報持ってたりするんだとしたら、しかも簡単なソフトで指操作で触れるのだったらRAW触りも楽しいと思うかもしれません。

まじで、ハードばっかりな日本、やばすぎるんじゃないかと、さすがに思えてきた・・・。

ちょうど昨日は X Summit OMIYAでX-S10やXF10-24mm mk. 2、待望の70-300mm、X-T3をX-T4並みのAFにするアップデートの発表がありました(画面クリックでYoutube動画)。

(X-S10にはXF27mmマーク2の方も必要だったと思いますが・・・)

X_Summit_Omiya


その新しい拠点となる新棟が出来上がった、鉄道博物館が近くにある、さいたま市大宮では春に延期になった「さいたま国際芸術祭2020」なるものが、ちょうど10/17より再びな盛り上がりを始めようとしております。

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この地元での芸術祭プログラムに、私もとある取組で参加していたりします。

今、この地はホットなんです!!

だもんで、住んでいる場所から電車で10分もかからない地元に新しい「X」の拠点が出来たというのは本当に嬉しい事です。
何かお手伝い出来ないものかと、地元愛的な熱が高まります(笑)

・・・地道でもいい、日本のカメラメーカーは、Appleには負けないで頑張っていて欲しいです。