こんにちわ

α7sIIIを触ってみました。

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そこで、今日は、恒例の⁉︎な奴で私が気にかけていたもの中心にピックアップし、そのファーストインプレッションを綴りたいと思います。

【1】全体的なUI

a7sIII_Menu_Finder_Scale
#新機能:ファインダー倍率でメガネな私でもみやすく

900万ドットで、90%に縮小できるEVFは素晴らしいですね。とても見やすいです。
私はメガネをしていますので、これは助かります。
EVFの画面に大きく端から端まで景色が出てればいいっていうもんじゃないんですよ、ほんと。だからこの仕様は素晴らしいし、これを実現できるハードは素晴らしいです。

これは今後のα7R5とかのモデルでも採用されていくでしょうね。
ものすごく良い、傑作な感じです。

で、気になるのは、バリアンも踏まえ、フリックで操作できるようになった背面液晶のUI、操作感ですけど、これ・・・
まだまだ今ひとつこなれていない感じ。

まず、動きのウエイト調整がなっていない。
所謂androidのスマフォを触っている!みたいにぎこちない素早さ!?があります。
もうちょっと任天堂のゲームとかiOSを見習って欲しい。

フリックしたときに表現される画面を流る際のスピード、手を離した後の動き、バリアン化で小ささを感じるようになった液晶画面のこれを触る指の大きさとメニュー幅のアンバランス、どうにもこうにも、あちこちに「無理やり縦横変えて触れるようにしてみた」感じが拭えません。
 
早すぎる動きが多くて誤操作を導きやすい。

a7sIII_Finger

それでもこういった改革にチャレンジしてくれたのはありがたいです。三脚の時に反対側から操作できるので使いやすさはかなり上がりました。

但し、手放しで喜べない面が多く、中でもメニューの中身はヒドイ。

ほぼ前身のまま。


いや、一応、カスタマイズ周りとかは下の方にまとまった感じもありますので多少の整理はされているんです。

いい意味では昔から使っている人にはとっつきやすいのです。

しかし、もっと根本的なこと。
大の6〜7項目に対して中段の階層で50項目もあるって異常です。
そして、そこからさらに小項目で7アイテムくらい細分化する画面の多さ。

a7sIII_Menu_01010

スマフォっぽく触れればいいってもんじゃないんですよ。
大、中、小という整理の仕方で見た時に、この数の多さに違和感を感じるわけです。
例えばタグ検索みたいなものを導入し機能を整理して横断でまとめて触れるとか、無駄なことをしなくてもいいよう、サジェスト機能でまたチョコチョコっと細々したのをセコセコと指で上下左右に選ばなくても良いようにするとか、もっとシンプルに操作できないものか、を追求して欲しいのです。
それが望まれているUIの整理だと思うのです。

Appleのスゴイところは、常に不要な操作を出来るだけしなくて済むようにする事を考えている事です。
逆に日本のダメなところは常に付け足しで機能を増やす訴求しかしないことです。

十字キーライクなもので選んでトン、コレを指の動きに置き換えても仕方ないでしょ(笑)

コントロールホイールとかジョイスティックとか色々ついているんだし、ピンチやフリックもタッピングも使えるんだし、画面もそれなりの広さがあるんだから、もうちょっと機能整理して綺麗に画面配置し直してください・・・。

何か追加したら、代わりに何かの操作をしなくても良いよう減らす=楽ちんなサポートを併せて導入する、ってしないとダメだと思うのです。

SONYには、凄く良い前例があります。
古くさくて使いにくかったビデオレコーダーをトルネというPlayStationで代替できる素晴らしい製品があったじゃないですか。
カメラの操作でも、そうなって欲しいのです。
機能を削ると文句を言う人が多いので削って欲しい、と言うわけではありません。
似たような機能をボタン一つでまとめてセットできるとか一つの画面で簡単にパラメータ変更出来るとか、色々とあると思います。

何というかマイメニューに頼って抜粋していく操作系は嫌いなんですよ・・・。

今回のα7sIIIは、ハード面の改善は素晴らしく良いです。
先のEVFの見易さもそうです。
バッテリ付近のグリップまわりの細かな改善は良い感じで握りやすいし、α7RIVの時にあった蓋が固くて開けにくい、カードの出し入れのしにくさも改善されています。
背面液晶もバリアンになり特に三脚撮影時に威力を発揮します。
移動した録画ボタンもカスタマイズ対象でありつつシャッターボタンの近くにいきました。コレはコレで一つの完成形でしょう。

露出ダイヤルのロック機構や、押す間マイダイヤルなどで足りないボタンを増やす方法もあります。
ハードは素晴らしいんです。やっぱり日本の製品におけるハードモノづくりは素晴らしい!(笑)
後は足したら引くの考え方を浸透させてもらえればバッチリです。

【2】HEIFファイルについての第一印象


α7sIIIから、8bitのJPEGだけではなく、10bitのHEIF形式のファイルが書き出せるようになりました。

menu

でも・・・う〜ん、まだ使いこなせる段階ではないですね。
先日お伝えしたようなiPhone12レベルの高みまで届いていないです。α7sIII上のメニューに多少なりともところどころで機能に制限があるような感じを受けました。気のせいかな?

どれがどうだったかはメモし忘れてしまいましたが・・・まだまだ「こなれていない」感じ。

さて、作られたファイルも確認してみました。

見ていると、MacOSでストレートに使えて親和性が高いのかな?とも思いましたが、まだ今一つのようです。
もしかしたら、11月のMacOSのアップデートあたりで大きな変化が訪れるのかな?

iPhone12って、静止画だけでなく動画のHDRも前面に推してきましたからね・・・。
静止画はApple Rawも出てくるし・・・。

a7sIII_Menu4_5_HEIF
#JPEG、HEIFは切り替え式で書き出しが可能

書き出しには4:2:2まで選べます。
割と将来性は有りそう。

a7sIII_Menu_HEIF_SELECT
#HEIF書き出しは2系統可能

HEIFとJPEGはどちらかの選択になっています。
JPEGとHEIFの同時書き込みスロット分けとかあったら良かったんですが、ま、それは諦めですかね。

でも、HEIFのファイルは本当に小さいです。
カメラのセンサーが12MPの解像度だからっていうのもあるんですけど、静止画についてだけならばお財布に優しい仕様です(笑)

α7RIVにもアップデートで対応してもらえないかなぁ・・・。あの大きなサイズにこそ必要だと思うんです。

a7sIII_ShootingFiles

RAWで13MB付近のファイルが、HEIFでは5MB前後ですよ!

静止画だけならば64GBで1日足りるんじゃないかっていうくらい小さいです。
(動画を意識すると最低でもV90クラスの128GBクラスが必要になるので、ひぇ〜ってなります)


スクリーンショット 2020-10-15 23.23.57

PC転送後では、TIFFへの書き出しも含めJPEGコンバートできるアプリがちゃんと提供されているのでHEIFの変換は簡単に可能。一括処理でサササーっとできます。
 
TIFFファイルにすると一枚あたり70MBくらいです。5MB前後だったのですが、ガラっと変貌します。

a7sIII_HEIF_TIFF_Sample

10bitで保存するならTIFF変換しか道がありません。JPEGにしてしまうと8bitになってしまいますからね・・・。
ですのでHEIFファイルとRAWの2つをしばらく残すことにします。

今のところ、α7sIIIが書き出したそのHEIFについては、うちのiMacのMacOS Catalina(10.15.7) で、スペースバーでクイック表示すれば、一応小さいサイズながらも中身を確認できます。

a7sIII_HEIFFILE on MacOS
 
ほんと小さい画面で確認できます(笑)拡大できない感じ。
 
Finder上のアイコンの形ではなく、実サムネイル表示できてスライダー操作で大きくできればいいのですが、現時点ではそれができません。

α7sIIIで撮る写真を、Finder上でタイル表示に俯瞰できないってところが残る点で、HEIFはまだまだ不便さが有ります。
まぁ、これは、MacOS側の問題でしょうかね・・・。

【3】クリエイティブルック

クリエイティブルックは、今までの「クリエイティブスタイル」という名称の時代よりも細かにパラメータを変更できるところが増えました。

a7sIII_Menu_CretiveLook

これならフィルムライクのセット(FL)の色味に、更にクラネガ?ぽい追い込みとかも出来そうな感じです。
いじれるパラメータが、コントラスト、シャドウ・ハイライト・彩度だけではなく、フェードやシャープネス、シャープネスレンジ、明瞭度などと色々あるようで、それぞれ0〜9まで調整できます。

結構面白そうです。

良いですね。
これでFUJIFILM Xマウントカメラのような色が出せるかもしれません。
まだ深く突っ込んで見ていないのですが、結構良さげな感じです。

どこまでできるかどうかはわかりませんが、そのうちにどこかのYoutuberかnote書きの人が教えてくれるでしょうから暫く静観します(笑)

ACCC3021-39BF-4DAF-AFD9-2A56F325F7FD-1396-000001991F7DE9BB
#クリエイティブルックパラメータ:コントラスト

F8EFF4C1-CEB5-40BB-B696-9553FE7FB2CB-1396-00000199207C526B
#クリエイティブルックパラメータ:ハイライト

D3053E6A-D254-418B-9AC0-59203A50FBEF-1396-00000199217F5848
#クリエイティブルックパラメータ:シャドウ

B09F2ED3-8CEF-4880-8E92-B04BE8C88722-1396-00000199227FA953
#クリエイティブルックパラメータ:フェード

26E27385-DE1C-4E62-8605-2C18AA101783-1396-000001992339018A
#クリエイティブルックパラメータ:彩度

5D434EBC-1E7B-402C-8D4D-EF22C859CD4D-1396-00000199245F34F1
#クリエイティブルックパラメータ:シャープネス

15DF7923-1D9A-401D-87FD-549EF43A63E0-1396-000001992524A2B3
#クリエイティブルックパラメータ:シャープネスレンジ

 9A61B1CD-3DC0-421A-BB77-62E86FF89770-1396-000001992608393B
#クリエイティブルックパラメータ:明瞭度


* * *


まぁ、α7sIIIの、今までのカメラから見たファーストインプレッションは、ひとまずはこんな感じ。

もう少し触れる機会を増やさないと色々なことがわかりませんが、α7RIVと対極をなすカメラとして面白い出来上がりです。
残念ながら雨や曇りの日でしか撮影できていないので、なんとも言えないのですが、いろんな意味で使いやすくって面白い。
40万円の価値があるかどうかは使う人次第って感じですかね。

少なくても、ZV-1やα7cや、正直いうとX-T4とかよりも動画撮るならおすすめです。
静止画もいいと思います。データが軽いしHEIFで残せるし。
 
ただし、この機能以上のことをiPhone12 Pro Maxで実現できちゃうので、手頃なスナップカメラ、という意味では、SIMフリーのiPhone12 Pro Maxを手に入れちゃう方が幸せかもしれません。
こちらならおそらく半値の20万円前後で手に入るし、マスターモニタークラス(100万円クラス!)のモニタが合わせてセットで手に入っちゃうんですから・・・。

α7sIIIでHDRをちゃんと使いたい人は、モニタにもこだわる必要があると思っています。

筆者がお勧めする2020年度以降に必要なHDR動画環境に適したモニタの最低ライン
今後の選定基準は、上記の絵のような感じですかね・・・。

このα7sIIIを手にするとしたら、これだけでは収まらずに様々な追加投資が必要そう。

・・・もう少し情報を集めるとしますか。

ファーストインプレッションなレビューは、ひとまずは、こんなところで。